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タイヤのひび割れ、交換すべきサイン?放置のリスクと見分け方を徹底解説

2025年7月20日

車の点検をしていたとき、「タイヤの側面にうっすらひび割れがある」と気づいた経験はありませんか?

一見すると小さな傷に見えるかもしれませんが、実はそれがタイヤ劣化の“危険信号”であることも。特に近年は高温多湿な気候の影響や、長期間走らないまま駐車されている車の増加により、知らず知らずのうちにタイヤの劣化が進んでいるケースが少なくありません。

この記事では、「タイヤにひび割れがあったら交換すべきなのか?」「どの程度のひび割れが危険なのか?」「見落とすとどうなるのか?」など、タイヤ交換を判断するための実用的なポイントを、わかりやすく解説していきます。

タイヤにひび割れが起こるのはなぜ?原因を知ろう

タイヤはゴム製品です。つまり時間とともに劣化していく消耗品。新品であっても、走行しなくても、自然と劣化は進んでいきます。

タイヤにひび割れが生じる主な原因は以下のとおりです。

  • 紫外線や熱によるゴムの硬化
  • 空気圧の不足や過剰による偏摩耗
  • 洗車後の水分の残留や薬剤の影響
  • 長期間の屋外駐車による日焼け・乾燥
  • 経年劣化(製造から4〜5年以上経過)

中でも気をつけたいのは「使用頻度が少ない車」ほど、タイヤのひび割れが進行しやすいという点です。ゴムは動かさないと柔軟性を保てず、乾燥とともに細かなクラック(ひび)が入りやすくなります。

ひび割れのどこを見る?危険度の判断基準【実例付き】

では、実際にタイヤにひび割れを見つけたとき、すぐに交換が必要なのか、まだ使えるのかをどう判断すればよいのでしょうか。

ここでの判断は、「ひびの位置」と「深さ・範囲」がポイントです。

サイドウォール(側面)のひび割れ

タイヤの側面は常に路面の衝撃を受けながら変形している部分です。ここにひび割れがあると、走行中の空気圧や荷重によって裂け目が大きくなり、バースト(破裂)の危険性が高まります。

特に、複数本のタイヤに同じようなひび割れが出ている場合は、タイヤ全体が経年劣化している可能性が高く、交換を強くおすすめします。

トレッド面(接地面)のひび割れ

タイヤの表面(トレッド)に細かいクラックがある場合、雨の日のグリップ性能が著しく低下することがあります。ひび割れの間から水が入り込み、ブロックが剥離することも。

まだ溝があるからと安心せず、表面の質感やひびの数・長さにも注目しましょう。

深さが浅い or 表面だけの細かいひびなら経過観察もあり

新品から1〜2年で表面にうっすら入る程度の浅いひび割れは、すぐに危険というわけではありません。ただし、この段階でしっかり観察しておくことが重要です。

「前回より深くなってきた」「数が増えている」などの変化があれば、早めの交換を検討しましょう。

タイヤ交換すべきひび割れの見分け方

ここでは、実際の使用者がよく疑問に思う「どの程度ならセーフなのか?」というラインを、具体的にイメージしやすい形で解説します。

ケース1:サイドに数本の浅いひび 経過観察

・製造から2〜3年未満
・溝も十分残っている
・ひび割れは指先で触れてもほとんどわからない程度

この場合は、すぐに交換する必要はありませんが、今後の定期点検で要チェックです。

ケース2:側面全体に網目状のひび 交換推奨

・製造から5年以上経過
・ひびが一本だけでなく、複数の方向に広がっている
・タイヤ全体に白っぽく粉を吹いたような見た目がある

この場合、見た目以上にゴムの弾力が失われている可能性が高く、バーストリスクを避けるためにも交換が安全です。

ケース3:ひび割れと同時に空気圧の低下あり すぐに交換

・見た目のひびに加え、数日で空気圧が減る
・バルブやホイールに異常は見当たらない
・走行中に振動や異音を感じる

これは、ひびの隙間から空気が微量に漏れている可能性が高く、非常に危険です。タイヤの内部構造にまでダメージが及んでいることもあるため、即時の交換が必要です。

なぜひび割れタイヤを放置すると危ないのか

「ちょっとくらい大丈夫」と思って走り続けると、取り返しのつかない事故につながることもあります。ひび割れを放置すると、次のような問題が起こり得ます。

  • 走行中にタイヤが裂けてバーストする
  • 高速走行時に制動距離が大幅に伸びる
  • 雨天時にスリップしやすくなる
  • ハンドリングや安定性が著しく悪化する
  • 最悪の場合、事故や故障でロードサービスを呼ぶことに

特に高速道路では、時速100km以上でタイヤがバーストした場合、ドライバーがコントロールを失い重大事故に直結する恐れも。少しでもひびが気になる場合は、自己判断せず専門店で診断してもらうのが安全です。

タイヤ交換はどこに頼む?判断を任せられるプロの力

ひび割れに気づいたとき、どこに相談すれば良いか迷う方もいるかもしれません。そんなときは、以下のような専門店での相談をおすすめします。

カー用品店(オートバックス、ジェームスなど)

視認チェックから空気圧測定まで行い、プロ目線で「今すぐ交換すべきか」「次回点検でよいか」を判断してくれます。予約なしでも相談できる店舗も多く、気軽に立ち寄れるのが魅力です。

タイヤ専門店・整備工場

ゴムの状態だけでなく、ホイールの傷やバルブの劣化なども含めて細かく診てくれます。タイヤの製造年月日を元に、使用可能な限界についてアドバイスをもらうこともできます。

ディーラー

純正タイヤや車種別の最適サイズに基づいた提案が可能。点検ついでの交換や、定期点検との同時依頼もしやすいのがメリットです。

タイヤを長持ちさせるための予防法

せっかく新しいタイヤに交換したなら、少しでも長く安心して使いたいですよね。ひび割れを防ぐために、次のような習慣を取り入れてみてください。

  • 月に1回は空気圧をチェックする(低すぎると劣化が早まる)
  • 屋外駐車では、タイヤカバーなどで直射日光を避ける
  • 走行が少ない車も、たまには近所を走らせてゴムを動かす
  • 洗車後にタイヤ周りの水分を拭き取る
  • 専用のタイヤワックスは“水性タイプ”を選ぶ(油分が少ない)

これだけでタイヤの寿命が1〜2年伸びることもあります。日常的な「ちょっとした意識」が、結果的にコスト削減にもつながります。

ひび割れを見逃さず、安全なドライブを

タイヤのひび割れは、放置すると命に関わる深刻な問題に発展する可能性があります。

見た目だけで判断せず、「位置」「深さ」「経年劣化」「空気圧の変化」などを総合的に判断することが重要です。少しでも不安を感じたら、無理をせずプロに点検を依頼することが、安全で安心なカーライフへの近道になります。

安全なタイヤは、安全なドライブの土台。定期的な点検と正しい知識で、あなたの大切な車を守りましょう。

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