中古車

タイヤ交換後に異音がする?走行中に聞こえる「音」の正体と対処法

2025年7月18日

「タイヤを交換したばかりなのに、なんだか変な音がする気がする」
「カーブで“ゴーッ”という音が出たり、“カタカタ”と軽い音が響いたり…」

そんな経験、あなたにもありませんか?

タイヤ交換後に生じる異音は、決して珍しいものではありません。多くの場合、ちょっとした原因で起こっていることが多いのですが、中には重大なトラブルの前触れであるケースもあります。

この記事では、「タイヤ交換のあとに聞こえる異音の種類と原因」「放っておいて大丈夫な音と、すぐに対処すべき音の違い」「音がしたときに最初に確認すべきポイント」などをわかりやすく解説していきます。

「なんかおかしいかも?」と感じたときに、落ち着いて対処できるように、ぜひ参考にしてください。

タイヤ交換後に異音がする原因は1つじゃない

異音とひと口に言っても、その音の種類や発生場所によって原因はさまざまです。以下のような要因が関係しているケースがよく見られます。

  • ナットの締め付け不足または過剰締め
  • ホイールとブレーキパーツの干渉
  • タイヤやホイールの取り付け位置ズレ
  • バランスウェイトの脱落や接触
  • タイヤとフェンダーライナーのこすれ
  • 空気圧の過不足による振動音
  • ハブやベアリングの劣化が交換をきっかけに表面化

つまり、「タイヤに問題があるとは限らない」が、「タイヤ交換をきっかけに何かがズレた、または悪化した可能性がある」ということです。

どんな音がする?異音の種類でわかる主なトラブル例

まずは、実際によくある「異音のタイプ」と、それに対応する代表的な原因を整理してみましょう。

ゴーッ、ゴロゴロという重低音

比較的低い音がタイヤ周辺から継続的に鳴っている場合、以下の可能性が考えられます。

  • 空気圧が極端に高い or 低い
  • タイヤの片減りやバランス不良
  • ハブベアリングの摩耗
  • 路面との接地面に何か異物(石、ビスなど)がある

この音が出る場合、振動も同時に感じることが多く、放置するとタイヤや足回りの寿命を縮める原因になります。

カタカタ・コトコトと断続的な軽い音

「走り出したらコトコト音がする」という場合は、ホイールナットの締め忘れや緩み、ホイールと車体側の密着不良などが考えられます。

また、ナットを締めすぎてしまったことでホイールがわずかに変形し、音が出ていることも。危険性があるため、すぐに確認が必要です。

キュッ、キュルキュルと高めの音

ブレーキを踏んだときや、ハンドルを切ったときに高音がする場合は、ブレーキディスクとホイールの接触、またはブレーキパッドの擦れが疑われます。

新品のタイヤでホイールサイズを変更した際などに起きやすく、フェンダーライナーとの干渉でも同様の音が発生することがあります。

異音がしても慌てない。まず確認すべきポイントは?

タイヤ交換後に異音を感じたら、まずは以下の項目を順番にチェックしてみましょう。

ホイールナットの締め付けトルク

一番多いのがナットの締め忘れ、あるいはトルク不足。手締めやインパクトレンチだけで終えていると、走行中に緩む危険があります。

対策:トルクレンチでメーカー指定のトルク値(例:100Nm)に再調整

※100kmほど走行したら、再度締め直す「増し締め」は必須です。

ホイールと車体側の接触箇所

ホイールが車体やブレーキパーツとこすれていないかをチェック。サイズがギリギリの社外ホイールに交換した場合に起きやすい現象です。

タイヤハウスを覗き込み、こすれた跡や金属音の発生源がないかを確認しましょう。

空気圧の確認

極端に空気圧が高いとタイヤが硬くなり、路面の凹凸音が強調されます。逆に低すぎてもバタついた音や振動が起きやすくなります。

対策:冷えている状態で空気圧をチェックし、適正数値に調整(車体ラベル参照)

DIYでのタイヤ交換後は特に注意。異音が出るリスクが高い?

最近では、スタッドレスタイヤの履き替えなどを自宅で行う方も増えています。便利な反面、以下のような“音の原因”になりやすいポイントがあります。

  • ジャッキアップ後のタイヤの取り付け角度がズレている
  • ホイールナットの締め方にバラつきがある
  • 落ちたバランスウェイトを見落として再使用している
  • ホイールナットの規格が合っていない(テーパー角違いなど)

工具や作業環境が整っていない中で作業を進めると、気づかないうちに“ズレ”が生じることもあるため、異音がしたら無理せずショップで確認してもらいましょう。

異音が出やすいホイール・タイヤの組み合わせとは?

意外かもしれませんが、ホイールやタイヤの種類によっても異音の出やすさは変わってきます。

軽量ホイールを装着した場合

純正よりも軽量なホイールに変更すると、走行中の音の伝達が増幅されることがあります。特に静粛性の高い車では、小さな異音が逆に目立つケースも。

扁平率が低いタイヤ(薄いタイヤ)

タイヤが薄くなるほど、クッション性が下がり、路面の凹凸がダイレクトに伝わるようになります。その結果、今まで聞こえなかった音が急に気になることも。

ランフラットタイヤ

タイヤ内部に補強構造がある分、剛性が高くなり、ロードノイズや金属音が強調されやすくなります。

異音が改善されない・不安なときはすぐプロに相談を

自分で点検しても音が改善しない、原因がわからないという場合は、速やかにカー用品店や整備工場に相談しましょう。とくに以下のようなケースは、放置すると非常に危険です。

  • 音と一緒に振動が強くなっている
  • ブレーキ操作に違和感がある
  • 異音が日に日に大きくなっている
  • ナットの1本が緩んでいた/外れそうだった

一時的に音が消えても、内部では劣化や破損が進んでいる可能性もあります。タイヤ交換は“命を預ける作業”であることを忘れずに、早めの対応が肝心です。

タイヤ交換後の異音は放置せず、早めの対応が安全への近道

タイヤ交換後に発生する異音は、小さなものから重大なものまで幅広く、放っておくと走行性能や安全性に影響を及ぼす可能性があります。

ナットの締め忘れや空気圧の過不足といった単純な原因もあれば、ホイールの干渉や足回りのトラブルが隠れていることもあります。

音に気づいたらまずは落ち着いて確認を。その上で不安があれば、迷わずプロに相談することが最も確実で安心な対処法です。

「いつもと違う音がするかも」と思ったその直感が、あなたと家族の命を守る第一歩になるかもしれません。

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