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【徹底解説】バンパーの傷修理|費用相場・方法・放置リスクと最適な対応

2025年11月3日

車の外観で最も目につきやすいのがバンパーです。駐車時にちょっと擦ってしまったり、飛び石が当たったりするだけで簡単に傷がついてしまいます。小さな擦り傷なら放置しても走行に支障はありませんが、見た目の印象は大きく変わりますし、査定額に影響する可能性もあります。

「浅い傷なら自分で直せるのか」「修理工場に出すと費用はどれくらいかかるのか」「放置するとどうなるのか」。この記事では、バンパーの傷に関する修理方法や費用相場、修理工場選びのポイントまで詳しく解説していきます。

バンパーに傷がつく原因と特徴

バンパーは車体の中でも前後に位置するため、日常のちょっとした場面で傷がつきやすい部位です。

駐車時の擦り傷

壁や縁石、ポールとの接触による横方向の擦り傷。浅い場合は研磨で直せることもあります。

飛び石や小さな衝撃

高速道路などで飛んできた石が表面を削るケース。点状の傷や塗装剥がれが発生しやすいです。

爪や荷物による引っかき傷

トランクの開け閉めや荷物の積み下ろしでできる細かい線キズ。軽度でも見た目に影響します。

事故や強い衝撃による深い傷

へこみや割れを伴うこともあり、塗装修理や交換が必要になる場合もあります。

樹脂製のバンパーは錆びることはありませんが、塗装が削れると下地がむき出しになり、劣化や変色が進みやすくなります。

傷の程度と修理方法

傷の深さや広さによって修理方法は異なります。代表的な修理方法を見てみましょう。

コンパウンドで研磨

表面の浅い擦り傷なら、市販のコンパウンドで磨くことでほとんど目立たなくなります。DIYでできる最も手軽な方法です。

タッチアップペンで補修

小さな塗装剥がれにはタッチアップペンを使います。色を完全に合わせるのは難しいですが、錆や劣化の防止には有効です。

部分塗装修理(スポット補修)

傷が一定の範囲に集中している場合、傷周辺だけを削り、下地処理をしたうえで部分的に塗装します。費用は全体塗装より安く済みます。

バンパー全体塗装修理

広範囲に傷が広がっている場合は、バンパー全体を塗装し直すことになります。仕上がりは新車に近いですが費用は高めです。

バンパー交換

傷だけでなく割れや深い欠損を伴う場合は交換が必要です。新品は高額ですが、中古品やリビルト品を使えば費用を抑えることもできます。

修理費用の相場と修理期間

バンパーの傷修理にかかる費用と時間は、傷の程度や修理方法によって変わります。目安をまとめると次のようになります。

修理方法費用相場修理期間特徴
研磨(コンパウンド等)数千円〜1万円程度即日〜数時間軽度な擦り傷向け。DIY可能
タッチアップ補修1,000円〜5,000円即日小さな塗装剥がれを防ぐ応急処置
部分塗装(スポット修理)1万5,000円〜3万円1〜2日局所的な傷を自然に補修
全体塗装3万〜7万円3〜5日広範囲の傷に対応。仕上がりはきれい
バンパー交換5万〜15万円1週間前後大きな傷や割れに対応。新品は高額、中古でコスト削減可

修理工場によって料金設定が異なり、塗装色がパールやメタリックだと費用が高くなる傾向があります。急ぎで修理したい場合は、事前に納期を確認しておくことも大切です。

傷を放置した場合のリスク

浅い傷なら「走行に影響がないから大丈夫」と思う人もいますが、放置はおすすめできません。塗装が削れた部分から紫外線や水分が入り込み、変色や塗装の剥離が進んでいきます。樹脂バンパーは錆びることはありませんが、劣化が進むと修理では対応できず交換になるケースもあります。

また、外観の印象が悪くなるため、売却や下取りの際に査定額が下がるのも大きなデメリットです。小さな傷でも早めに対処することで、修理費用を抑え、車の価値を守ることができます。

保険利用は得か損か?

バンパーの傷修理は、自動車保険の対象になる場合があります。ただし「どの状況で」「どの種類の保険が」使えるのかを理解しておかないと、損をする可能性もあります。

まず、相手がいる事故であれば、基本的に相手方の保険で修理費用を賄えます。自分の車に非がなく、完全に相手の過失であれば、自己負担はありません。一方で、過失割合がある場合には、自分の負担分をどのように処理するかを考える必要があります。

単独での損傷、例えば壁に擦ったり縁石に当てたりした場合は、加入している車両保険があれば補償の対象になります。ただし、等級ダウンや翌年以降の保険料アップというデメリットが伴います。修理費用が数万円程度なら、保険を使わずに自費で直した方がトータルで得になるケースも少なくありません。

また、保険を使うかどうかは「免責金額(自己負担分)」とも関係します。例えば免責が5万円で修理費用が7万円なら、実際に補償されるのは2万円だけ。これでは保険を使うメリットは小さく、むしろ等級が下がるリスクの方が大きいと考えられます。

さらに、バンパー修理は「キズの大きさ次第で数千円から十数万円」と幅があるため、必ず修理工場で見積もりを取り、その上で保険を使うべきか判断するのが賢明です。

つまり、保険利用は「高額修理かつ自己負担分を上回るケース」には有効ですが、「小さな傷で数万円以内なら自費で修理」の方が結果的に得になる場合が多いということです。

まとめ

バンパーの傷は走行に直接影響はありませんが、放置すると劣化や査定額の低下につながるため、早めの対応が大切です。

  • 浅い擦り傷は研磨やタッチアップで応急処置可能
  • 部分塗装や全体塗装で仕上がりをきれいに直せる
  • 深い傷や割れでは交換が必要
  • 費用は数千円〜15万円と幅広く、色や車種によって差が出る

保険を利用するかどうかは、修理費用と将来の保険料アップを比較して判断するのがポイントです。小さな傷であれば自費修理、大きな損傷なら保険活用、といった形で柔軟に考えるとよいでしょう。

早めに修理しておけば、余計な出費を防ぎ、愛車を長く美しく保つことができます。

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