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【徹底解説】バンパー塗装のひび割れ「クモの巣」現象とは?原因・修理方法・費用まとめ

2025年10月31日

車のバンパーをよく見ると、細かい線がクモの巣のように広がっていることがあります。これは「クモの巣状ひび割れ」と呼ばれる現象で、塗装が劣化したときに起こりやすいトラブルです。大きな傷や割れとは違い、走行性能に直接影響はありませんが、放置すると見た目が悪くなるだけでなく、塗装の剥離や変色に発展し、補修費用がかさむ可能性もあります。

「なぜクモの巣のようなひび割れが起きるのか」「自分で直せるのか、それとも工場に依頼すべきか」「修理費用はどれくらいかかるのか」。この記事では、バンパー塗装に起こるクモの巣状ひび割れについて、原因から修理方法、注意点まで詳しく解説します。

クモの巣状ひび割れとは何か?

クモの巣状ひび割れとは、バンパー表面の塗装に無数の細かいひびが入った状態を指します。光を当てると蜘蛛の巣のような模様が浮き出て見えるのが特徴です。

この現象は塗装面の劣化や外部からの応力が原因で起こり、表面だけでなく下地にまで影響が及ぶこともあります。ひび割れが進行すると塗装片が剥がれ落ちたり、変色や艶引けが目立ちやすくなるため、早めの対処が必要です。

クモの巣状ひび割れの主な原因

バンパー塗装にひびが入るのには、いくつかの要因が重なっています。代表的な原因を整理すると次の通りです。

経年劣化

紫外線や雨風にさらされることで塗膜が硬化し、柔軟性を失ってひびが入ります。屋外駐車が多い車ほど発生しやすいです。

過度な衝撃や振動

バンパーは樹脂製で柔軟性がありますが、塗膜は硬いため、衝撃を受けると塗装だけが割れてクモの巣状に広がることがあります。

施工時の不良

過去に再塗装されたバンパーで、下地処理や塗料の配合が不適切だった場合、時間が経ってからひび割れが出やすくなります。

温度変化による伸縮

夏の炎天下や冬の低温など、温度差によって樹脂バンパーが伸縮するのに対し、塗膜が追従できずに亀裂が入るケースもあります。

原因を正しく見極めることで、再発を防ぐ修理方法を選択することが可能になります。

修理方法と対応の選択肢

クモの巣状ひび割れは見た目以上に厄介で、単なるタッチペンや簡易補修では完全に直すことができません。代表的な修理方法は以下の通りです。

表面研磨+再塗装

ひび割れが表層だけであれば、表面を削って下地を整えたうえで再塗装します。比較的軽度なケースで有効です。

バンパー全面塗装修理

ひび割れが広範囲に広がっている場合は、バンパー全体を研磨して塗装をやり直します。費用はかかりますが仕上がりは新車同様になります。

バンパー交換

下地まで大きなダメージが及んでいる場合や、他の傷・割れも併発している場合は交換が必要です。新品交換は高額ですが、中古部品やリビルト品を選べば費用を抑えられます。

「どこまで直すか」は車の年式や今後の利用計画によって判断するのが現実的です。

修理費用と期間の目安

バンパー塗装のひび割れ修理にかかる費用と期間は、症状の程度や方法によって異なります。目安をまとめると次の通りです。

修理方法費用相場修理期間特徴
表面研磨+部分塗装2万〜4万円1〜2日軽度のひび割れに対応。局所的な補修
全体再塗装3万〜7万円3〜5日広範囲のひび割れを修復。仕上がりはきれい
バンパー交換5万〜15万円1週間前後塗装だけでなく下地まで損傷している場合に有効

塗装色がパールやメタリックの場合は追加料金がかかることもあります。また、繁忙期は納期が延びる傾向にあるため、急ぎの場合は事前にスケジュールを確認しましょう。

修理工場を選ぶ際のポイント

クモの巣状ひび割れを直す場合、工場選びで仕上がりが大きく変わります。費用だけでなく、以下のような点を確認すると安心です。

まず、見積もりの段階で「部分補修で済むのか、全体塗装が必要か」を丁寧に説明してくれる工場を選びましょう。安さだけを強調する業者だと、後から追加費用が発生することがあります。

次に、塗装ブースの設備や実績も重要です。塗装環境が整っていないとホコリやムラが出やすく、ひび割れが再発する可能性もあります。

さらに、修理後の保証があるかどうかも確認しましょう。保証期間中に再発した場合に無償で対応してもらえるかどうかは、信頼できる工場かを判断する材料になります。

放置した場合のリスク

クモの巣状のひび割れを「小さいから大丈夫」と放置してしまうと、見た目だけでなく車の価値や維持費にも悪影響が出ます。

最初は細い線だけでも、時間が経つにつれてひび割れは広がり、塗装が剥がれて樹脂部分が露出します。その結果、変色や艶引けが目立ちやすくなり、見栄えが大きく損なわれます。さらに、下取りや売却時には査定額が下がり、補修に余分な費用をかけることにもつながります。

また、ひび割れが進行すると部分補修では対応できず、結局全体塗装や交換が必要になるケースもあります。つまり、早めに修理した方が結果的に費用も時間も節約できるのです。

まとめ

バンパー塗装に起こるクモの巣状ひび割れは、経年劣化や衝撃、施工不良など複数の要因で発生します。軽度なら部分補修で済みますが、広範囲に広がっている場合は全体再塗装や交換が必要になることもあります。

修理費用は2万円から15万円と幅があり、状態や選ぶ方法によって大きく変わります。放置すると劣化が進行して補修範囲が広がり、余計な出費につながるため、早めの対応が賢明です。

「見た目を整えたいのか、長く乗るためにしっかり直したいのか」目的を明確にし、信頼できる修理工場に相談することが、後悔のない修理につながります。

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