中古車

「初めての車検、中古車だとどう違う?」不安を安心に変える完全ガイド

2025年7月28日

中古車を購入して、初めての車検が近づいてきた…。「新車の時とは違うって聞くけど、何に気を付けたらいいの?」「費用ってどれくらいかかるんだろう…」そんな不安を感じていませんか?

初めての中古車車検は、誰にとっても少し戸惑うものです。新車のようにメーカー保証で全てカバーされるわけでもなく、車の状態も一台一台異なります。だからこそ、正しい知識を持って準備を進めることが、安心して車検をクリアし、快適なカーライフを続けるためのカギとなります。

この記事では、「初めての中古車車検」に特化し、あなたが抱えるであろう疑問や不安を徹底的に解消します。車検の基本的な流れから、中古車ならではのチェックポイント、賢い費用の抑え方、そして信頼できる業者の選び方まで、あなたの疑問を「なるほど!」に変える情報が満載です。これを読めば、もう初めての車検も怖くありません。

初めての中古車車検、何が違う?知っておきたい基本

新車であれば、購入から3年後に最初の車検が来ますが、中古車は前のオーナーが乗っていた期間によって、購入後すぐに車検が来ることもあれば、まだ期間が残っていることもあります。初めて迎える中古車車検だからこそ、その特性を理解しておくことが大切です。

新車とは異なる「車検のタイミング」と「車の状態」

新車の場合、最初の車検は登録から3年後、以降は2年ごとに訪れます。しかし、中古車はすでに走行しているので、購入したタイミングで車検までの残りの期間は様々です。もしかしたら、購入して数ヶ月で車検が来るかもしれませんし、たっぷり1年以上残っていることもあります。そのため、中古車購入時には必ず車検の有効期限を確認することが何よりも重要です。

また、新車は工場から出荷されたばかりの新品状態ですが、中古車は前のオーナーの使用状況や走行距離によって、一つ一つの部品の摩耗具合や劣化度が異なります。つまり、中古車は一台一台が異なる「個性」を持っているということです。この「個性」が、車検時の整備内容や費用に大きく影響してきます。新車であれば、初回車検は比較的簡単な点検と消耗品交換で済むことが多いですが、中古車の場合は、購入時の状態によっては思ったよりも費用がかかるケースも出てくるのです。

中古車だからこそ重視したい「車検の意味」

車検は、国が定める保安基準に適合しているかを検査することで、公道を安全に走行できる状態を維持するための制度です。単なる手続きではなく、あなたの命や周囲の安全を守るために非常に重要な役割を担っています。

中古車の場合、これまでの使用状況が見えにくい分、車検は特に重要な意味を持ちます。それは、「隠れた不具合を見つけ出し、今後の安全と安心を確保する機会」だからです。車検の際にプロの目でしっかり点検してもらうことで、購入時には気づかなかった消耗や劣化、あるいは小さな異常を発見し、大きなトラブルに発展する前に手を打つことができます。

初めての中古車車検は、愛車との付き合い方を考える上でも大切なイベントです。単に「通ればいい」と考えるのではなく、「これから安心して乗るために、どこを点検・整備すべきか」という視点を持つことが、賢い車検の受け方と言えるでしょう。

車検の基本を知る:流れと必要な書類

初めての車検でもスムーズに進められるよう、まずは基本的な車検の流れと、事前に準備すべき書類を確認しておきましょう。

車検の一般的な流れ

車検を業者に依頼する場合でも、ユーザー車検を行う場合でも、大まかな流れは共通しています。

車検時期の確認と予約

車検満了日の2ヶ月前から受けることができます。車検満了日ギリギリだと、万が一不合格になった場合に再検査の時間が取れず、車検切れになってしまうリスクがあるので、余裕を持って予約しましょう。特に初めての中古車車検なら、少し早めに動き出すのがおすすめです。

見積もり・打ち合わせ

依頼する業者に見積もりを依頼します。この際、単に費用だけでなく、どのような点検項目が含まれるのか、交換部品の基準は何かなどを詳しく確認することが大切です。

入庫・点検整備

車を業者に預け、点検と整備が行われます。法定点検項目だけでなく、車の状態に応じた消耗品のチェックや交換が行われます。

検査

点検整備が完了したら、国の検査場(運輸支局)または指定工場で保安基準適合検査を受けます。

新しい車検証・検査標章の発行

検査に合格すれば、新しい車検証と車検ステッカー(検査標章)が発行されます。ステッカーはフロントガラスに貼付します。

精算・引渡し

費用を精算し、車を受け取ります。整備内容について不明な点があれば、この時にしっかり確認しましょう。

車検で必要な書類

車検時には、いくつかの書類が必要になります。事前に準備して、スムーズに手続きを進めましょう。

自動車検査証(車検証)

車の身分証明書となる最も重要な書類です。ダッシュボードなどに入っていることが多いでしょう。

自動車損害賠償責任保険証明書(自賠責保険証)

強制保険の証明書です。通常は車検証と一緒に保管されています。

自動車税(種別割)納税証明書(継続検査用)

  • 普通自動車の場合: 多くの都道府県で納税情報が電子化されており、原則として提示は不要です。ただし、納付直後や引っ越しで管轄が変わった場合、業者によっては念のため提示を求められることもあります。不安な場合は、事前に確認するか、再発行しておくと安心です。
  • 軽自動車の場合: 市町村税のため電子化が進んでいない地域が多く、紙の証明書が必要になるケースがほとんどです。
  • もし手元にない場合は、都道府県の税事務所(普通自動車)または市町村役場(軽自動車)で再発行が可能です。

印鑑

認印で構いません。業者に代行してもらう場合は不要なこともありますが、念のため持参すると良いでしょう。

車検費用

現金またはクレジットカードなど、支払いに必要な金額を用意しておきましょう。

点検整備記録簿(ある場合)

過去の整備履歴が分かるため、点検の参考になります。必須ではありませんが、あると便利です。

中古車だからこそ入念に!車検時のチェックポイント

初めての中古車車検では、新車ではあまり気にしないような部分にも目を向ける必要があります。特に注意したいチェックポイントを見ていきましょう。

走行距離と年式に見合った消耗品の確認

中古車の場合、走行距離や年式に応じた部品の劣化や摩耗が考えられます。車検の際には、以下の消耗品について、交換の必要がないか、担当者とよく相談しましょう。

例えば、バッテリーの寿命は一般的に2~5年が目安ですが、購入時の状態によっては交換時期が近づいている可能性があります。電圧測定などで健全性を確認してもらいましょう。また、タイヤは溝の深さ(スリップサインの確認)だけでなく、タイヤ側面に刻印されている製造年週や、ひび割れ、偏摩耗がないかをチェックしてもらうことが重要です。製造から時間が経つとゴムが硬化し性能が落ちるため、溝が十分にあっても交換が必要な場合があります。

安全に直結する部分では、ブレーキパッドやブレーキローターの残量や摩耗具合を確認し、必要であれば交換しましょう。エンジンの保護に不可欠なエンジンオイルやオイルフィルターは、交換時期を過ぎていないか、汚れ具合などを確認して交換を検討するべきです。エンジンのオーバーヒートを防ぐ重要な役割を持つ冷却水(クーラント)も、量や汚れ、変色がないかを確認し、必要であれば交換を検討してください。

さらに、エンジンの動力を伝えるファンベルトやエアコンベルトなどのベルト類も、ひび割れや緩みがないかを確認し、劣化していれば異音の原因にもなるため交換を検討しましょう。ガソリンを点火させるためのスパークプラグは、交換サイクルは車種によって様々ですが、古い車や走行距離が多い車は要チェックです。そして、エンジンの吸入効率やエアコンの効きに影響するエアフィルター(エアコンフィルター・エンジンエアフィルター)も、汚れ具合を確認し、必要であれば交換を検討してください。

これらの消耗品は、車検に通る「最低限」の基準を満たしていても、近いうちに交換が必要になる場合があります。担当者に「車検には通るが、〇ヶ月後には交換が必要になります」といったアドバイスをもらったら、まとめて交換してしまうことで、後々の手間や費用を抑えられることがあります。

中古車ならではのトラブルに繋がる箇所

新車ではあまり心配しないけれど、中古車だからこそ念入りにチェックしておきたい部分もあります。

特に注意したいのは、エンジンやミッションからのオイル漏れやにじみです。これはパッキンやシール類の劣化が原因で発生することがあり、漏れがひどい場合は修理が必要になります。また、走行中にコトコト、ギシギシといった異音がする場合は、足回りのガタつきや異音に注意が必要です。サスペンションのブッシュやショックアブソーバー、ハブベアリングなどに不具合がある可能性があり、安全性や乗り心地に直結するため、しっかり点検してもらいましょう。

さらに、排気漏れやマフラーの腐食もチェックすべき点です。マフラーに穴が開いたり、接合部から排気漏れがあったりすると、車検に通りません。特に下回りのサビが多い車は注意が必要です。快適性に関わる部分では、エアコンの効き具合も確認しておきましょう。中古車ではエアコンの故障も少なくありません。冷暖房の効きが悪い、異音がするなどあれば、ガス補充や修理が必要になります。最後に、カーナビ、オーディオ、パワーウィンドウ、集中ドアロック、ヘッドライトの光軸調整など、全ての電装品の動作確認も重要です。

これらの項目は、プロの目で見てもらうことが非常に重要です。見積もり時に「この部分は気になります」と具体的に伝えて、重点的にチェックしてもらうよう依頼するのも良いでしょう。

賢い車検の選び方:費用を抑えるポイントと業者の比較

車検費用は決して安くありません。特に初めての中古車車検なら、賢く費用を抑えたいと考えるのは当然です。

車検費用の内訳と相場

車検費用は、大きく分けて「法定費用」と「車検基本費用(整備費用)」の2つで構成されます。

法定費用

  • 自動車重量税: 車両の重量に応じて決まる国税です。エコカー減税対象車や年式によって金額が変わります。
  • 自賠責保険料: 車検期間分の強制保険料です。
  • 印紙代(検査手数料): 車検を受ける際の手数料です。 これらは国や法律で定められているため、どの業者に依頼しても費用は変わりません。

車検基本費用(整備費用)

  • 24ヶ月点検費用: 法律で義務付けられている点検にかかる費用です。
  • 整備費用: 点検の結果、交換や修理が必要と判断された部品代や工賃です。これが、業者や車の状態によって大きく変動する部分です。

普通自動車の一般的な車検費用の相場は、軽自動車で6万円~10万円程度、普通乗用車で8万円~15万円程度と言われることが多いですが、これはあくまで目安です。特に中古車は、整備費用がピンキリになる可能性があるため、見積もりをしっかり確認することが重要です。

費用を抑えるためのポイント

初めての中古車車検で費用を抑えるためには、いくつか意識すべき点があります。

複数の業者から見積もりを取る

ディーラー、大手車検専門店、整備工場、ガソリンスタンド、カー用品店など、様々な業種で車検を行っています。それぞれの特徴や得意分野も異なるため、必ず複数の業者から見積もりを取り、比較検討しましょう。見積もりには法定費用だけでなく、整備費用や代車費用、洗車などのサービスも含まれているか確認しましょう。

「必須整備」と「推奨整備」を区別する

見積もりが出てきたら、「車検を通すために絶対に交換が必要な部品(必須整備)」と、「今すぐではないが、今後のトラブル防止のために交換を推奨される部品(推奨整備)」を明確に区別してもらいましょう。費用を抑えたい場合は、必須整備に絞り、推奨整備は次回の車検や予算ができた時に検討することも可能です。ただし、安全性に関わる推奨整備は、無理のない範囲で実施することをおすすめします。

自分でできることは自分でやる(ユーザー車検)

専門知識と時間がある方なら、陸運局に自分で車を持ち込み、検査を受ける「ユーザー車検」に挑戦することも可能です。この場合、車検基本費用(24ヶ月点検費用や整備工賃)を大幅に抑えられます。ただし、事前に自分で点検・整備を行い、保安基準に適合させておく必要があります。初めての車検で不安な場合は、まずは業者に依頼するのが賢明でしょう。

部品持ち込みの可否を確認する

一部の整備工場では、自分で購入した部品(タイヤ、バッテリーなど)を持ち込んで交換してもらえる場合があります。ネットなどで安く部品が手に入る場合は、持ち込みが可能か確認してみるのも手です。ただし、持ち込み工賃が発生したり、保証対象外になったりする場合もあるので注意が必要です。

信頼できる業者の見つけ方

大切な愛車の車検を任せる業者選びは、費用だけでなく、安心感も重要です。

見積もり内容が明確で丁寧な説明がある

見積もり書に「〇〇一式」といった曖昧な記載がなく、部品代と工賃が明確に示されているかを確認しましょう。疑問点には丁寧に答えてくれる業者を選びましょう。

過剰な整備を勧めない

必要以上に高額な部品交換や、今すぐ必要のない整備を無理に勧めてこないか見極めましょう。

整備記録を残してくれる

過去の整備記録を確認できる、あるいは今回の整備内容をきちんと記録してくれる業者を選びましょう。

代車の有無や費用

車検期間中に代車が必要な場合、無料で貸し出してくれるのか、有料なのかを確認しましょう。

保証制度の有無

整備後の保証があるか確認しましょう。万が一、整備が原因でトラブルが発生した場合に安心です。

口コミや評判を確認する

インターネット上の口コミサイトや、知人・友人の評判も参考にすると良いでしょう。

初めての中古車車検は「準備」と「情報収集」で乗り越える!

初めて中古車の車検を迎えることは、確かに少し不安に感じるかもしれません。しかし、適切な準備と情報収集を行うことで、その不安は「安心」へと変わります。

今日のポイントを改めて確認しましょう。

  • 中古車は車検のタイミングと車の状態が新車とは異なることを理解する。
  • 車検は単なる手続きではなく、愛車の安全を確保し、長く乗るための大切な機会と捉える。
  • 車検の流れと必要な書類を事前に把握し、特に納税証明書の取り扱いを確認する。
  • 中古車だからこそ、走行距離や年式に見合った消耗品のチェックと、オイル漏れや足回りの異常など、中古車ならではのトラブルポイントを入念に確認してもらう。
  • 複数の業者から見積もりを取り、内容をしっかり比較し、「必須整備」と「推奨整備」を区別することで、賢く費用を抑える。
  • 透明性の高い見積もり、丁寧な説明、過剰な整備を勧めないなど、信頼できる業者を見つけることが何よりも大切。

初めての経験だからこそ、分からないことがあれば遠慮なく業者に質問し、納得した上で車検に臨んでください。この記事が、あなたの初めての中古車車検を成功させるための一助となれば幸いです。

もし、車検に関して他に気になることや、具体的な状況での相談があれば、いつでもお気軽にお問い合わせください。

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