車検・整備

山口県で車検を受ける前に知っておきたい基礎知識|点検項目から準備まで徹底解説

2026年1月18日

車検の案内ハガキが届くと、「また車検か」と憂鬱になる方も多いのではないでしょうか。2年に一度(新車は初回3年)の車検は、法律で義務付けられた安全点検であり、避けて通ることはできません。山口県では、下関市から岩国市まで、県内各地で車検を受けることができますが、「車検って何を点検するの?」「どんな準備が必要?」「費用はどうやって決まる?」といった基本的な疑問を持っている方も少なくありません。この記事では、整備のプロの視点から、山口県で車検を受ける際に知っておくべき基礎知識、点検項目の詳細、よくあるトラブルとその対処法まで、実践的な情報を詳しく解説していきます。

車検制度の基本と山口県での受け方

車検は正式には「自動車検査登録制度」といい、車が安全基準を満たしているかを定期的に確認する制度です。まずは基本的な仕組みを理解しましょう。

車検の法的な意味と目的

車検は、道路運送車両法に基づいて実施される法定検査です。目的は大きく2つあります。一つは、ブレーキやライトなど、安全に関わる部分が正常に機能しているかを確認すること。もう一つは、排気ガスや騒音など、環境基準を満たしているかをチェックすることです。

車検証に記載されている有効期間が満了すると、その車は公道を走行できなくなります。車検切れの状態で運転すると、道路運送車両法違反で6ヶ月以下の懲役または30万円以下の罰金、さらに違反点数6点が加算され、免許停止処分となります。

また、車検切れの車は自賠責保険も切れていることが多く、この状態で運転すると自動車損害賠償保障法違反も加わり、罰則はさらに重くなります。たとえ車検満了日の翌日でも、公道走行は違法です。

山口県内で車検が切れてしまった場合、仮ナンバー(臨時運行許可)を市町村役場で取得すれば、車検場まで自走できます。しかし、手間とリスクを考えれば、車検満了日前に余裕を持って手続きをすることが賢明です。

車検の有効期間と受けられる時期

乗用車の車検有効期間は、新車登録から初回が3年、以降は2年ごとです。軽自動車も同様です。貨物車や8人乗り以上の車両は、初回から2年ごととなります。

車検は、満了日の2ヶ月前から受けることができます。2ヶ月前から受けても、次回の車検満了日は変わりません。例えば、満了日が2026年3月15日の車を、1月20日に車検に出しても、次回満了日は2028年3月15日となります。

ただし、2ヶ月以上前に車検を受けると、その日から2年後が新しい満了日になるため、有効期間が短くなってしまいます。特別な理由がない限り、2ヶ月前を目安に車検を受けることをおすすめします。

山口県では、3月と9月に車検満了を迎える車が多く、この時期は整備工場が混み合います。希望日に予約を取るためには、2ヶ月以上前から問い合わせを始めると良いでしょう。

山口県の陸運支局と検査場所

山口県の陸運支局(正式には中国運輸局山口運輸支局)は、山口市の一箇所のみです。所在地は山口市宝町1-8で、県道204号線からアクセスできます。

自分で車検を受けるユーザー車検の場合、この陸運支局に車を持ち込む必要があります。受付時間は平日の午前8時45分から午後4時まで(検査ラインの受付は午後3時45分まで)で、土日祝日は休みです。※2026年1月時点

一方、整備工場で車検を受ける場合、工場の種類によって検査場所が異なります。「指定工場」と呼ばれる認定を受けた工場は、自社内に検査ラインを持っており、陸運支局に持ち込む必要がありません。これを「民間車検」といいます。

「認証工場」の場合は、整備は自社で行いますが、検査は陸運支局に持ち込む必要があります。そのため、車検完了までに時間がかかることがあります。

山口県内には、指定工場が約480箇所、認証工場が約1100箇所あります。下関市、宇部市、山口市、周南市などの主要都市に集中していますが、中山間部にも地域密着型の工場が点在しています。

車検に必要な書類と事前準備

車検を受ける際に必要な書類は、車検証、自賠責保険証明書、自動車税納税証明書の3点です。これらは通常、車検証入れに一緒に保管されています。

車検証は、車の身分証明書のようなものです。所有者や使用者の情報、車両の仕様、車検満了日などが記載されています。紛失した場合は、陸運支局で再発行が必要です。

自賠責保険証明書は、強制保険である自賠責保険に加入していることを証明する書類です。車検時には、新しい車検期間をカバーする自賠責保険への加入が義務付けられています。整備工場で車検を受ける場合、通常は工場が手続きを代行してくれます。

自動車税納税証明書は、自動車税を納付したことを証明する書類です。最近では電子化が進み、陸運支局でオンライン確認できるようになっていますが、納付直後の場合はシステムに反映されていないこともあるため、持参すると安心です。

これらの書類に加えて、認印も用意しておきましょう。シャチハタは認められないことが多いため、普通の印鑑を準備してください。

車検で実際に点検される56項目の詳細

車検では、法律で定められた56項目の点検が行われます。どんな箇所を、何のためにチェックするのかを知っておきましょう。

外観検査で見られるポイント

外観検査では、車体やランプ類の状態を目視で確認します。まず、車体番号(車台番号)とエンジン型式が車検証の記載と一致するかをチェックします。これは、不正な改造や盗難車でないことを確認するためです。

ボディの損傷や腐食も検査対象です。フレームに大きな錆や亀裂がある場合、構造上の安全性が確保できないため、車検に通りません。山口県は海に面した地域が多く、潮風による錆が発生しやすい環境です。特に下回りの錆は見落としがちなので、注意が必要です。

ナンバープレートの状態も重要です。曲がっていたり、汚れて読めなかったりすると、再発行や清掃が必要になります。また、ナンバープレートを覆うカバーは、透明であっても車検では認められないことが多いため、取り外しておきましょう。

ウィンドウガラスのひび割れや着色フィルムもチェックされます。フロントガラスのひび割れが視界を妨げる位置にある場合、車検には通りません。また、フロントガラスやフロントサイドガラスの透過率は70%以上が義務付けられており、濃い色のフィルムは違反となります。

タイヤの溝の深さも重要な点検項目です。残り溝が1.6mm未満になると車検に通りません。タイヤの側面に「スリップサイン」という印があり、これが露出していれば交換時期です。山口県内では、雪が降る地域もあるため、冬用タイヤの管理も忘れずに行いましょう。

足回り・下回りの点検内容

足回りの点検では、ブレーキやサスペンション、ステアリングなど、走行安全性に直結する部分を入念にチェックします。

ブレーキパッドやブレーキシューの残量は、車検の重要なチェックポイントです。残量が少ない状態で使い続けると、制動力が低下し、ブレーキディスクやドラムカバーを傷つける原因にもなります。一般的に、残量が3mm以下になったら交換が推奨されます。

ブレーキオイル(ブレーキフルード)の量や劣化状態も確認します。ブレーキオイルは吸湿性があり、時間が経つと水分を含んで沸点が下がります。これにより、ブレーキの効きが悪くなる「ベーパーロック現象」が起きやすくなります。通常、2年から3年での交換が推奨されています。

サスペンションのブッシュやショックアブソーバーからオイル漏れがないかも点検します。オイル漏れがあると、走行安定性が損なわれ、車検に通りません。また、ブッシュが劣化すると、走行中の異音や振動の原因になります。

ステアリング系統では、ハンドルの遊びが適正範囲内か、タイロッドエンドやステアリングギアボックスに緩みやガタがないかを確認します。これらに異常があると、ハンドル操作が不安定になり、大変危険です。

ドライブシャフトブーツの破れも点検対象です。ブーツが破れると、中のグリスが飛び散り、異物が侵入してジョイント部分を傷めます。破れを放置すると、ドライブシャフトの交換が必要になり、高額な修理費用がかかります。

エンジンルームの点検項目

エンジンルームでは、エンジン本体だけでなく、各種オイルや冷却水、ベルト類などを総合的に点検します。

エンジンオイルの量と汚れ具合を確認します。オイルが不足していると、エンジン内部の潤滑不良により、焼き付きを起こす危険があります。また、真っ黒に汚れたオイルは、洗浄能力や潤滑性能が低下しているため、交換が必要です。

冷却水(LLC)の量と濃度も重要です。冷却水が不足すると、エンジンがオーバーヒートします。濃度が薄いと、冬場に凍結する恐れがあります。山口県でも山間部では冬季に氷点下になる地域があるため、適切な濃度管理が必要です。

パワーステアリングオイルやブレーキオイルの量と色も確認します。これらのオイルが不足していると、それぞれのシステムが正常に機能しません。特にブレーキオイルは、色が茶色く濁っている場合、水分を含んで劣化している証拠です。

バッテリーの状態もチェックします。端子の緩みや腐食、バッテリー液の量(補水式の場合)、電圧などを確認します。バッテリーが弱っていると、エンジンの始動不良や電装品の不具合につながります。

各種ベルト(ファンベルト、エアコンベルトなど)の張り具合や亀裂の有無も点検対象です。ベルトが切れると、オルタネーター(発電機)やウォーターポンプが動かなくなり、バッテリー上がりやオーバーヒートを起こします。

エアクリーナーエレメント(エアフィルター)の汚れもチェックします。目詰まりしていると、エンジンの吸気効率が下がり、燃費悪化やパワーダウンの原因になります。

灯火類と電装品の検査

ヘッドライト、ウィンカー、ブレーキランプ、バックランプなど、すべてのランプが正常に点灯するかを確認します。一つでも切れていると、車検には通りません。

ヘッドライトの光軸(照射方向)も重要な検査項目です。光軸がずれていると、対向車を眩惑したり、路面を十分に照らせなかったりします。光軸は専用の測定器で調整する必要があり、自分では正確に調整できません。

ウィンカーの点滅速度も規定があります。速すぎたり遅すぎたりすると不合格になります。LED化した際に点滅速度が変わることがあるため、注意が必要です。

ホーンの音量や音質も検査されます。ミュージックホーンなど、警音器として不適切な音は認められません。また、ホーンが鳴らない、または音が小さすぎる場合も不合格です。

ワイパーの動作と拭き取り性能もチェックされます。ゴムが劣化して拭きムラがある、動作が遅い、途中で止まるといった症状があると、視界確保ができないため車検に通りません。

ウォッシャー液の噴射も確認します。ノズルが詰まっていたり、液が出なかったりすると不合格です。ウォッシャー液は日常的に補充しておきましょう。

排気ガスと騒音の測定

排気ガスの測定では、一酸化炭素(CO)や炭化水素(HC)の濃度を測定します。これらの有害物質が基準値を超えると不合格になります。

排気ガスの濃度が高い原因としては、エンジンの不完全燃焼、触媒の劣化、エアクリーナーの目詰まりなどが考えられます。特に、走行距離が10万kmを超えた車では、触媒の劣化が進んでいることがあります。

マフラーからの排気漏れも検査されます。マフラーに穴が開いていたり、接続部から漏れがあったりすると、騒音の原因になるだけでなく、排気ガスが車内に侵入する危険もあります。

騒音測定では、エンジンの回転数を上げた時の音量を測定します。マフラーを社外品に交換している場合、基準値を超えることがあります。いわゆる「爆音マフラー」は当然NGです。

車検に通らない典型的な不具合と対処法

長年整備に携わってきた経験から、車検で引っかかりやすい不具合と、その対処法を紹介します。

タイヤ関連のトラブル

車検で最も多い不合格理由の一つが、タイヤの溝不足です。残り溝が1.6mm未満になると車検に通りませんが、ギリギリの状態で通しても、次回車検まで持たない可能性が高いため、早めの交換をおすすめします。

タイヤの偏摩耗も問題です。内側だけ、外側だけが極端に減っている場合、アライメント(車輪の整列状態)がずれている可能性があります。この場合、タイヤ交換だけでなく、アライメント調整も必要になります。

タイヤの側面にひび割れや膨らみがある場合も危険です。ひび割れは経年劣化のサインで、バーストの危険性が高まります。膨らみ(ピンチカット)は、内部のワイヤーが切れている状態で、いつ破裂してもおかしくありません。

空気圧の不足も見落としがちです。空気圧が低いと、燃費が悪くなるだけでなく、タイヤの発熱によるバーストのリスクも高まります。月に一度は空気圧をチェックする習慣をつけましょう。

ブレーキ系統の問題

ブレーキパッドやシューの摩耗は、車検時に指摘されることが多い項目です。「キーキー」という音がする場合、すでに摩耗限界に近づいているサインです。音がする前に点検を受けることをおすすめします。

ブレーキオイルの劣化も見落とせません。色が茶色く濁っている、粘度が高くなっているといった症状があれば、交換時期です。ブレーキオイルは2年ごとの交換が理想的ですが、実際には車検時に交換するケースが多いです。

ブレーキホースの劣化も危険です。ゴム製のホースは経年劣化により硬化し、ひび割れや膨張を起こします。これにより、ブレーキの効きが悪くなったり、最悪の場合、破裂してブレーキが効かなくなったりします。

サイドブレーキ(パーキングブレーキ)の効きが悪いことも、よくある不具合です。ワイヤーの伸びや、リアブレーキの摩耗が原因です。サイドブレーキは、坂道での駐車時の安全を守る重要な装置なので、確実に効くように整備する必要があります。

灯火類のトラブル

ヘッドライトの光軸ずれは、自分では気づきにくい不具合です。事故でフロント部分を修理した後、バンパー交換をした後などに、光軸がずれることがあります。定期的にチェックを受けることをおすすめします。

ヘッドライトのレンズが曇っている、黄ばんでいる場合も問題です。これにより光量が不足し、車検に通らないことがあります。レンズの磨きや、場合によっては交換が必要です。

テールランプやブレーキランプの球切れは、自分では気づきにくいものです。特にブレーキランプは、走行中に確認できないため、定期的に家族や友人に見てもらうか、壁を背にして確認する習慣をつけましょう。

LED化したウィンカーの点滅速度異常も増えています。純正の電球からLEDに交換すると、電流値が変わり、点滅速度が速くなることがあります。これを防ぐには、LED対応のリレーに交換する必要があります。

下回り・足回りの劣化

マフラーの錆や穴あきは、山口県のような沿岸部では特に起こりやすい問題です。マフラーは常に高温と水分にさらされるため、劣化が進みやすい部品です。異音がする、排気漏れがする場合は、早めの点検が必要です。

ドライブシャフトブーツの破れも見落としがちです。ブーツが破れると、グリスが飛び散り、ジョイント部分に異物が入り込みます。放置すると、最終的にはドライブシャフト全体の交換が必要になり、10万円以上の費用がかかることもあります。

ステアリングギアボックスやタイロッドエンドのガタも、重大な不具合です。これらに異常があると、ハンドル操作が不安定になり、最悪の場合、走行中にハンドルが効かなくなる危険もあります。

サスペンションのブッシュ劣化は、走行距離が多い車でよく見られます。ゴム製のブッシュが硬化し、ひび割れると、走行中の異音や振動の原因になります。乗り心地も悪化するため、気になる症状があれば点検を受けましょう。

エンジン関連の不具合

オイル漏れは、古い車でよく見られる問題です。ヘッドガスケットやオイルパンのパッキンが劣化すると、エンジンオイルが漏れ出します。少量の漏れでも、車検では指摘されることがあります。

冷却水漏れも深刻な問題です。ラジエーター本体、ホース、ウォーターポンプなど、様々な箇所から漏れる可能性があります。冷却水が不足すると、エンジンがオーバーヒートし、重大な故障につながります。

エアコンのコンプレッサーからの異音も、車検時に指摘されることがあります。コンプレッサーの故障は高額な修理になるため、異音がする段階で早めに診断を受けることをおすすめします。

排気ガスの濃度異常は、エンジンの不調を示すサインです。O2センサーの故障、触媒の劣化、点火プラグの不良など、様々な原因が考えられます。排気ガステスターで測定し、原因を特定して修理する必要があります。

車検費用の内訳と賢い整備の選び方

車検費用がどのように構成されているかを理解することで、無駄な出費を避け、必要な整備を適切に受けることができます。

法定費用の内訳

車検費用は、大きく「法定費用」と「整備費用」に分かれます。法定費用は、どこで車検を受けても変わらない固定費です。

自賠責保険料は、軽自動車が24ヶ月で17,540円、普通車が17,650円です。これは強制保険で、加入しないと車検は受けられません。対人賠償のみをカバーする保険で、死亡時は最大3,000万円、傷害時は最大120万円まで補償されます。

自動車重量税は、車両重量と経過年数によって異なります。軽自動車は6,600円(13年未満)、13年経過で8,200円、18年経過で8,800円です。普通車は、0.5トンごとに税額が増え、1トン以下で16,400円、1.5トン以下で24,600円、2トン以下で32,800円となります。

エコカー減税対象車は、重量税が50%または100%免除されます。ハイブリッド車や電気自動車など、燃費基準を達成した車が対象です。自分の車が対象かどうかは、車検証の備考欄に記載されています。

印紙代は、検査手数料として1,800円程度です。これは、国の検査ラインを使用する費用です。指定工場で車検を受ける場合は、この金額が若干変わることがあります。

整備費用の考え方

整備費用は、基本点検料と部品交換費用から構成されます。この部分が、業者や車の状態によって大きく変動します。

基本点検料は、法定56項目の点検を行う技術料です。整備士の人件費、検査ラインの使用料、事務手数料などが含まれます。指定工場では10,000円から20,000円程度が相場です。

部品交換が必要な場合、部品代と工賃が追加されます。例えば、ブレーキパッド交換なら部品代8,000円から15,000円、工賃5,000円から8,000円程度です。タイヤ4本交換なら、タイヤのサイズやグレードによりますが、30,000円から100,000円程度かかります。

「今すぐ交換が必要」と「そろそろ交換時期」の違いを理解することが大切です。車検に通らない状態であれば、当然交換が必要です。しかし、「あと1年は使える」という状態なら、次回点検時に交換することも選択肢です。

ただし、予防整備の観点から、早めに交換することにもメリットがあります。部品が完全に壊れてから交換すると、他の部品にもダメージを与え、修理費用が高額になることがあります。予算と車の使用状況を考えて、優先順位をつけることが重要です。

見積もりの読み方と質問すべきポイント

車検の見積もりを受け取ったら、内容を細かくチェックしましょう。「車検基本料」「法定24ヶ月点検料」「検査代行料」など、名目が分かれていることが多いですが、これらは実質的に同じ意味です。

部品交換の項目があれば、なぜ交換が必要なのかを具体的に聞きましょう。「車検に通らないから」「安全のため」という抽象的な説明だけでなく、「残り溝が1.5mmで基準の1.6mmに近いため」「ブーツに亀裂があり、放置すると雨水が侵入する」といった具体的な説明を求めることが大切です。

「予防整備」として提案されている項目は、今すぐ交換が必須ではないことも多いです。予算に余裕があれば実施する、厳しければ次回に回すという判断ができます。ただし、「次回車検まで持たない可能性がある」と言われた項目は、真剣に検討すべきです。

社外品と純正品の選択肢がある場合、価格差と品質の違いを確認しましょう。社外品でも十分な性能を持つものが多く、コストを抑えられます。ただし、ブレーキパッドなど安全に直結する部品は、信頼性の高い純正品を選ぶことをおすすめします。

整備工場との信頼関係の築き方

良い整備工場を見つけたら、長く付き合うことが大切です。車の履歴を把握してもらうことで、より的確なアドバイスが得られます。

車検だけでなく、日常の点検やオイル交換も同じ工場に依頼することで、車の状態を継続的に見てもらえます。「前回はこの部品を交換したから、次はこっちが心配」といった予測的なメンテナンスが可能になります。

車の使い方や気になる症状を正直に伝えることも重要です。「最近ブレーキを踏むと音がする」「エアコンの効きが悪い」といった情報は、整備士が問題を見つける手がかりになります。些細なことでも相談する習慣をつけましょう。

整備内容や費用について、納得できない部分があれば、遠慮なく質問してください。良心的な工場であれば、丁寧に説明してくれます。説明を嫌がる、曖昧な答えしか返ってこない工場は、信頼性に疑問があります。

複数の工場で見積もりを取って比較することも、相場を知る上で有効です。ただし、安さだけで選ぶのではなく、説明の丁寧さ、整備士の技術力、アフターフォローの充実度なども総合的に判断しましょう。

車検後のトラブルを防ぐためのポイント

車検を無事に通過しても、日常的なメンテナンスを怠れば、次回車検まで安心して乗り続けることはできません。

車検後に確認すべきこと

車検から車を引き取る際は、整備内容をしっかり確認しましょう。どの部品を交換したのか、どこを調整したのか、メンテナンスノートや整備明細書に記録されているはずです。

試運転を兼ねて、ブレーキの効き具合、ハンドルの操作感、エンジンの回転具合などを確認してください。整備直後は、ブレーキが慣れるまで少し違和感があることもありますが、明らかにおかしい場合は、すぐに工場に連絡しましょう。

次回の車検満了日を確認し、手帳やスマートフォンのカレンダーに登録しておくことをおすすめします。2年後は意外とあっという間に来るため、早めの準備が大切です。

交換した部品の保証期間も確認しておきましょう。多くの工場では、車検後6ヶ月から1年、または走行距離10,000kmまでの保証をつけています。万が一不具合が出た場合の対応を、事前に把握しておくと安心です。

日常点検で確認すべき項目

法律では、ユーザーによる日常点検が義務付けられています。といっても、難しいことではなく、基本的な項目を定期的にチェックするだけです。

タイヤの空気圧と溝の深さは、月に一度確認しましょう。空気圧は、ガソリンスタンドで無料でチェックできます。溝は、スリップサインが出ていないか目視で確認します。

エンジンオイルの量は、月に一度、オイルレベルゲージで確認します。上限と下限の間にあれば問題ありませんが、下限に近い場合は補充が必要です。急激に減っている場合は、オイル漏れの可能性があるため、早めに点検を受けてください。

冷却水の量も、リザーバータンクで確認できます。透明なタンクに、上限と下限のラインが引かれているので、その間にあるかチェックします。冷却水が減っている場合は、補充するか、漏れがないか点検が必要です。

ウォッシャー液は、減ったらすぐに補充しましょう。視界確保のために重要な装備です。特に、花粉が多い春や、虫が多い夏は、ウォッシャー液の消費が増えます。

ランプ類の点灯確認も定期的に行いましょう。ヘッドライト、ウィンカー、ブレーキランプなど、すべてのランプが正常に点灯するか、家族や友人に協力してもらって確認します。

異常を感じたら早めの点検を

「いつもと違う」と感じたら、それは車が発するSOSのサインかもしれません。早めの点検が、大きなトラブルを防ぎます。

異音がする場合、その音がどこから、どんな時に発生するかをメモしておくと、整備士が原因を特定しやすくなります。「キーキー」という音はブレーキ関連、「ゴロゴロ」という音はベアリング関連、「カタカタ」という音はエンジン関連の可能性が高いです。

振動が大きくなった場合、タイヤのバランスが崩れている、サスペンションに問題がある、といった原因が考えられます。放置すると、乗り心地が悪いだけでなく、他の部品にも悪影響を及ぼします。

燃費が急に悪くなった場合、エンジンの不調、タイヤの空気圧不足、ブレーキの引きずりなど、様々な原因が考えられます。燃費の記録をつけておくと、異常に気づきやすくなります。

警告灯が点灯した場合は、すぐに点検を受けてください。エンジン警告灯、ブレーキ警告灯、バッテリー警告灯など、重要な警告は放置すると大きなトラブルにつながります。

次回車検に向けた計画的なメンテナンス

車検は2年に一度ですが、その間にも定期的なメンテナンスが必要です。計画的に整備することで、次回車検時の費用を抑えることができます。

エンジンオイルは古くなると酸化してしまうため、5,000kmから10,000kmごと、または半年から1年ごとに交換しましょう。オイルフィルターも、2回に1回は交換することをおすすめします。適切なオイル管理が、エンジンの寿命を延ばします。

タイヤローテーションは、10,000kmごとに行うと、タイヤの摩耗を均等にできます。前輪と後輪で摩耗の仕方が異なるため、定期的に位置を入れ替えることで、タイヤを長持ちさせられます。

バッテリーは、3年から5年で寿命を迎えます。急なバッテリー上がりを防ぐため、3年を過ぎたら電圧チェックを受け、弱っていれば交換を検討しましょう。特に、冬場はバッテリーの負担が大きくなるため、秋に点検しておくと安心です。

ブレーキフルードは、2年から3年ごとの交換が推奨されます。車検のタイミングで交換する方が多いですが、ブレーキの効きに不安を感じたら、車検前でも交換を検討してください。

安全と安心のための車検活用術

車検は、単に法律で定められた義務というだけでなく、車の健康診断でもあります。2年に一度の機会を活用して、車の状態を総合的にチェックし、必要な整備を行うことで、安全で快適なカーライフを送ることができます。

山口県内には、信頼できる整備工場が数多くあります。自分に合った工場を見つけ、長く付き合うことで、車の状態を継続的に管理してもらえます。費用面だけでなく、整備の質、説明の丁寧さ、アフターフォローの充実度なども考慮して、総合的に判断しましょう。Googleのレビューはいくらか参考になるのではないでしょうか?

車検に通ることだけを目的とするのではなく、次回車検まで安心して乗り続けられる状態を目指すことが大切です。日常的な点検とメンテナンスを怠らず、異常を感じたら早めに対処することで、大きなトラブルを未然に防ぐことができます。

この記事が、山口県で車検を受ける際の参考になれば幸いです。安全運転で、快適なカーライフをお楽しみください。

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