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タイヤ交換、4本でどれくらい時間かかる?プロの作業から自分でやる場合まで徹底解説!

2025年7月7日

季節の履き替え、パンク修理気になるタイヤ交換の時間

「そろそろスタッドレスタイヤに交換しなきゃ」「パンクしちゃったから4本全部変えたいな」。車のメンテナンスで避けて通れないのがタイヤ交換です。特に4本まとめて交換となると、「一体どれくらいの時間がかかるんだろう?」と、誰もが一度は気になるのではないでしょうか。お店に依頼するなら待ち時間も含めてどれくらい見ておけばいいのか、自分でやる場合はどのくらいで終わるのか、など、時間は重要なポイントですよね。

タイヤ交換にかかる時間は、実は単純なものではありません。交換を依頼する場所(ディーラー、カー用品店、ガソリンスタンド、町の整備工場など)や、タイヤの種類、車種、そして作業を行う人の熟練度など、さまざまな要因によって大きく変動します。また、作業内容も単にタイヤを付け替えるだけでなく、バランス調整やアライメント調整といった重要な工程が含まれるため、一概に「〇分で終わる」とは言い切れないのが実情です。

この記事では、タイヤ4本の交換にかかる時間の一般的な目安を、プロに依頼する場合と自分でやる場合に分けて詳しく解説します。さらに、なぜ時間が変動するのかという要因の深掘り、実際の交換作業の流れ、そして時間を短縮するためのコツや、何よりも大切な安全に関する注意点まで、タイヤ交換の時間に関するあらゆる情報を網羅的に紐解いていきます。この記事を読めば、あなたはタイヤ交換の計画をよりスムーズに立てられるようになるはずです。

タイヤ4本交換の一般的な時間目安:プロに頼む場合と自分でやる場合

タイヤ4本を交換する際にかかる時間は、誰が作業を行うかによって大きく異なります。ここでは、それぞれの一般的な目安を見ていきましょう。

プロの業者に依頼する場合:作業時間と待ち時間

プロの業者にタイヤ交換を依頼する場合、純粋な作業時間と、店舗の状況による待ち時間の二つを考慮する必要があります。

純粋な作業時間の目安は30分〜1時間半です。これは、タイヤの脱着、組み換え(ホイールから古いタイヤを外し、新しいタイヤを組む作業)、バランス調整、そして車両への取り付けまでの一連の作業にかかる時間です。カー用品店やタイヤ専門店は最も効率的で30分〜1時間、ガソリンスタンドは30分〜1時間半、ディーラーは1時間〜1時間半程度が目安となります。ディーラーは車種専用の丁寧な作業や、必要に応じた細かな点検も行うため、比較的時間がかかる傾向があります。

待ち時間は、店舗の混雑状況によって大きく変動します。事前予約をしておけば大幅に短縮できますが、シーズン前の履き替え時期(春や秋、特に冬前)や週末、連休などは非常に混み合い、予約なしだと数時間待つことも珍しくありません。純粋な作業時間と待ち時間を合わせると、プロに依頼する場合は合計で1時間〜3時間以上かかることも想定しておくべきでしょう。

自分でタイヤ交換を行う場合:初めての挑戦と慣れた場合

自分でタイヤ交換を行う場合、作業時間は個人の熟練度や保有する工具によって大きく変動します。

初めてのタイヤ交換の場合、工具の準備、車の取扱説明書の確認、ジャッキアップポイントの特定、ナットの緩め方・締め方など、一つ一つの手順に時間がかかるため、2時間〜4時間以上かかることがあります。不慣れなため、思いのほか体力も消耗し、休憩を挟む時間も必要になるでしょう。

何度か経験を重ね、必要な工具も揃っている場合は、1時間〜2時間程度で4本の交換を完了させることも可能です。電動インパクトレンチなどの便利ツールがあれば、さらに時間を短縮できます。

ただし、自分で交換する場合、ホイールバランス調整や四輪アライメント調整はできません。これらの作業は専用の機械が必要なため、タイヤを新しく交換した際は、別途専門業者に依頼する必要があります。これらを怠ると、走行中の振動や偏摩耗の原因となり、タイヤの寿命を縮めるだけでなく、安全性にも影響を及ぼす可能性があります。

なぜ時間が変動するのか?タイヤ交換時間を左右する主要因

タイヤ交換にかかる時間は、単にプロか素人かだけでなく、さまざまな要因によって変動します。これらを理解しておくことで、より正確な時間予測と、スムーズな計画が可能になります。

車種とタイヤの種類・サイズ

車種によってタイヤ交換の難易度と時間が変わります。軽自動車やコンパクトカーはタイヤやホイールが小さく、軽量なため比較的短時間で作業が進みます。一方、セダン、ミニバン、特にSUVなどの大型車は、タイヤやホイールが大きく、重いため、脱着に手間がかかり、作業時間が長くなる傾向があります。輸入車の中には、特殊な構造のホイールや固着しやすいナットなど、作業に手間がかかるケースもあります。

タイヤの種類も時間に影響します。ホイールのリムとタイヤのビードの隙間が狭い低扁平タイヤは、組み換え作業(ホイールから古いタイヤを外し、新しいタイヤを組む作業)に時間がかかり、技術も必要です。また、パンクしても一定距離走行できるランフラットタイヤは、サイドウォール(側面)が非常に硬いため組み換え作業が非常に困難で、専用の機械と熟練した技術が必要となり、作業時間も通常より長くなります。

作業内容と付随サービス

純粋なタイヤの脱着・組み換え・バランス調整以外にも、付随する作業の有無で時間は大きく変わります。

タイヤを交換する際にはほぼ必須のホイールバランス調整は、高速走行時の振動を防ぐために重要で、1本あたり数分から10分程度かかりますが、ホイールの状態やバランスが取りにくい場合はさらに時間がかかることもあります。

タイヤ交換と同時に行われることが多い四輪アライメント調整は、足回りの角度調整を行うもので、ハンドリング性能やタイヤの寿命に直結します。測定から調整まで1時間〜1時間半程度追加でかかります。

4本のタイヤを均等に摩耗させるために、定期的に位置を入れ替えるタイヤローテーションは、脱着のみであれば比較的短時間で済みます。

最近の車に搭載されている空気圧センサー付きのタイヤを交換する場合、空気圧センサー(TPMS)のリセット作業が必要になることがあり、これも数分から追加で時間がかかることがあります。

作業員の熟練度と設備の状況

作業を行う人の熟練度も時間に大きく影響します。経験豊富なベテランスタッフは、無駄のない動きで効率的に作業を進めるため、短時間で高品質な交換が可能です。一方、経験の浅いスタッフの場合は、どうしても時間がかかったり、作業にばらつきが出たりすることがあります。

店舗の設備状況も重要です。最新のタイヤチェンジャーやバランサー、高効率なリフトなどが揃っている店舗は、作業効率が格段に上がります。古い設備や手作業が多い店舗では、時間がかさむ傾向にあります。

店舗の混雑状況と予約の有無

店舗の混雑状況は、特に依頼する場合の待ち時間に直結します。週末や連休、季節の変わり目(特に冬タイヤへの履き替え時期)は非常に混み合います。事前に電話やウェブサイトで予約をしておくことで、店舗での待ち時間を大幅に短縮できます。特に繁忙期は予約が必須と考えましょう。

タイヤ交換作業の主な流れ:時間配分の理解

プロの業者でのタイヤ交換は、一般的に以下の流れで進められます。各工程にかかる時間を理解することで、全体の時間配分を把握しやすくなります。

車両の入庫・受付(5分〜15分)

お店に到着し、受付で氏名や連絡先、作業内容などを伝えます。必要に応じて車の状態確認やタイヤの選定、見積もり作成が行われます。特に混雑時は、ここで待ち時間が発生することがあります。

車両のジャッキアップ・タイヤの取り外し(5分〜15/4本)

車をリフトで持ち上げ、ホイールナットを緩めてタイヤ・ホイールを車両から取り外します。プロは専用のインパクトレンチを使うため、この工程は比較的スムーズです。

古いタイヤの組み換え・新しいタイヤの組付け(1本あたり5分〜15 / 4本で20分〜60分)

これがタイヤ交換作業の主要な部分です。ホイールから古いタイヤを外し(脱着)、新しいタイヤをホイールに組み付けます。低扁平タイヤやランフラットタイヤの場合は、特に時間がかかり、熟練した技術が必要です。

ホイールバランス調整(1本あたり3分〜10 / 4本で12分〜40分)

組み付けたタイヤとホイールの重量バランスを、専用のバランサーで測定し、必要に応じてウェイト(重り)を取り付けて調整します。高速走行時の振動を防ぐために非常に重要な工程です。

車両への取り付け・ホイールナットの締め付け(5分〜15/4本)

バランス調整済みのタイヤ・ホイールを車両に取り付け、ホイールナットを締め付けます。最終的にはトルクレンチを使用して、車種ごとに定められた規定トルクで確実に締め付けられます。

最終確認・清掃・車両の引渡し(5分〜10分)

全てのナットが適切に締め付けられているか、空気圧は適正かなどを最終確認し、タイヤやホイールの清掃が行われます。その後、作業内容の説明を受け、車両が引き渡されます。

なお、四輪アライメント調整を行う場合は、測定と調整に1時間〜1時間半程度が追加でかかります。また、空気圧センサー(TPMS)のリセットが必要な場合は、数分〜10分程度追加でかかることがあります。

タイヤ交換時間を短縮するコツと安全に関する注意点

タイヤ交換の時間を少しでも短縮し、かつ安全に作業を進めるためのコツと注意点をまとめました。

時間短縮のコツ(プロに依頼する場合)

最も効果的な時間短縮策は、事前予約を徹底することです。特にシーズン前の繁忙期は、数週間前からの予約がお勧めです。可能であれば、繁忙期を避け、比較的空いているオフシーズンや平日の日中に依頼するとスムーズに作業が進みます。店舗によっては、タイヤを事前に購入して持ち込むことが可能で、これにより店舗でのタイヤ選定や取り寄せの時間を短縮できる場合があります。ただし、持ち込み工賃が発生したり、持ち込み自体ができない店舗もあるため、事前に確認が必要です。受付時に交換するタイヤの種類や本数、その他希望する作業(アライメント調整の有無など)を明確に伝えることも、スムーズな作業開始につながります。

時間短縮のコツ(自分でやる場合)

自分でやる場合は、事前に工具と作業場所を準備することが重要です。必要となる工具を全て手元に揃え、作業に適した平坦で安全な場所を確保しておくことで、作業中に道具を探したり場所を移動したりする無駄な時間を省けます。車のジャッキアップポイントやホイールナットの規定トルクなど、重要な情報を取扱説明書を読み込み事前に把握しておくことで、作業中の迷いをなくし、スムーズに進められます。インパクトレンチやフロアジャッキなど、作業を効率化できる工具を導入することも、肉体的負担を軽減し、作業時間を大幅に短縮する方法です。頭の中で作業の流れを事前にシミュレーションしておくと、本番での戸惑いを減らせるでしょう。ただし、時間を短縮しようと焦ると、ミスや事故に繋がりかねません。一つ一つの工程を確実に行うことが、結果的に安全でスムーズな作業に繋がります。

安全に関する最重要注意点

タイヤ交換は、何よりも安全が最優先です。ジャッキのみで車体を支えるのは非常に危険なため、ジャッキアップ後は必ずウマ(リジットラック)を設置し、車体を確実に支えましょう。ホイールナットの締め付けは、緩すぎると走行中にナットが緩み、締め付けすぎるとボルトが破損する原因になるため、必ず規定トルクを厳守し、トルクレンチを使用してください。そして、タイヤ交換後、走行中の振動でナットが緩むことがあるため、必ず数km〜数十km走行した後(目安は50km〜100km程度)、再度トルクレンチでホイールナットの増し締めを行うようにしましょう。これは非常に重要な安全確認です。最後に、傾斜地や柔らかい地面での作業は車体が不安定になり危険なため、必ず平坦で固い安全な場所を選んで行いましょう。

賢く時間を管理し、安全にタイヤ交換を!

タイヤ4本の交換にかかる時間は、プロに依頼する場合と自分でやる場合、またその時の状況によって大きく変動します。プロに依頼する際は、純粋な作業時間(30分〜1時間半)に加えて、店舗の混雑状況による待ち時間(30分〜数時間)を考慮し、合計1時間〜3時間以上を見ておくと良いでしょう。自分でやる場合は、初めての挑戦なら2時間〜4時間以上、慣れていれば1時間〜2時間程度が目安となりますが、ホイールバランス調整などは別途専門業者への依頼が必要です。

時間が変動する主な要因としては、車種やタイヤの種類(特に低扁平タイヤやランフラットタイヤ)、作業内容(バランス調整やアライメント調整の有無)、そして作業員の熟練度や店舗の混雑状況などが挙げられます。

効率的かつ安全にタイヤ交換を行うためには、いくつかのコツがあります。プロに依頼するなら、事前予約の徹底やオフシーズン・平日の利用が有効です。自分でやるなら、適切な工具の準備、取扱説明書の確認、そして何よりも焦らず着実に作業を進めることが重要です。

そして、最も忘れてはならないのは「安全」です。ジャッキアップ時のウマの使用、ホイールナットの規定トルク厳守、そして交換後の増し締めは、安全な走行を確保するための絶対条件です。

タイヤ交換は、あなたのカーライフの安全を支える重要なメンテナンスです。この記事を参考に、時間管理を賢く行い、安全を最優先に考えて、安心してタイヤ交換を行ってくださいね。あなたの愛車も、きっと快適に走り続けてくれるはずです。

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