車検・整備

車のエアコンが効かないときの原因と修理代まとめ|冷えない・風が弱い・臭い…症状別に徹底解説

2026年1月7日

夏の渋滞中、「全然冷えない…」と感じた瞬間の不快さは、誰もが一度は経験したことがあるでしょう。
車のエアコンが効かなくなると、ただ暑いだけでなく、集中力の低下や体調不良にもつながります。

一口に“効かない”といっても、冷たい風が出ない、風量が弱い、温風が出ない、異音がするなど、症状はさまざま。
実は、エアコンの仕組みは家庭用よりも複雑で、コンプレッサー・エバポレーター・コンデンサーなど、冷却を担う複数の部品が連携しています。

この記事では、エアコンが効かないときに考えられる原因、修理費用の目安、保険や保証の対応範囲、そして長く快適に使うためのメンテナンスまで、わかりやすく解説します。

「エアコンが効かない」とはどういう状態?

まず、“効かない”という状態を整理してみましょう。

多くの人は“冷たい風が出ない”=“故障”と考えがちですが、実際は複数の要因が重なって起こることが多いです。代表的な症状には次のようなものがあります。

  • 風は出るが冷たくない
  • 風量が極端に弱い
  • 温度調整をしても変化がない
  • 一度冷えるが走行中にぬるくなる
  • 異音や異臭がする

これらはいずれも、冷媒(ガス)不足・機械的故障・電気系トラブル・汚れや詰まりが原因で起こります。
軽度のうちは簡単な修理で済むこともありますが、放置すると高額な修理になるケースも珍しくありません。

よくある原因とその仕組み

冷媒ガスの不足

エアコンの冷却には「冷媒ガス」が欠かせません。
長年使用していると自然に減少したり、ホースやパッキンの劣化によって漏れることもあります。
ガスが減ると冷却能力が落ち、「風は出るけどぬるい」という症状になります。

ガスを補充すれば一時的に改善することもありますが、根本的に漏れている場合は再発します。
補充だけで済ませず、漏れ箇所の点検が重要です。

コンプレッサーの故障

エアコンの“心臓部”にあたるのがコンプレッサー。
冷媒を圧縮して全体に循環させる役割を担っています。
ここが故障すると、冷却が完全にストップします。

エンジン音とは異なる「カラカラ」「ガラガラ」という異音が聞こえたら、早急な点検が必要です。
内部のベアリングやクラッチが摩耗している場合は、交換修理になります。

コンデンサーの詰まり・破損

ボンネット前方にあるコンデンサーは、エアコンの熱を外へ逃がす役割を持っています。
走行中に虫や砂ぼこりが詰まり、熱交換効率が落ちると「一瞬冷えるけどすぐぬるくなる」状態になります。
また、飛び石などによる破損も冷媒漏れの原因になります。

エバポレーターの汚れやカビ

冷風を生み出す内部装置「エバポレーター」が汚れていると、風が弱くなったり、カビ臭が出ることがあります。
この部分はダッシュボードの奥にあるため、自分で清掃するのは困難です。
業者による分解洗浄で、風量や清潔感を取り戻すことができます。

ブロワーモーターやファンの不調

風を送り出すモーターが劣化すると、風量が極端に弱くなります。
「冷気は出ているのに風が来ない」ときは、この部分の点検が必要です。

修理の流れと作業内容

修理の進め方は、車種や症状によって異なりますが、基本的な手順は次の通りです。

症状の確認

温度・風量・風向・異音・臭いなどを点検。走行中と停車時での差も確認します。

ガス圧と温度の測定

専用ゲージで冷媒の圧力を測り、異常値があれば漏れやコンプレッサー不良を疑います。

目視点検・漏れ確認

ホースやジョイント部に蛍光剤を入れ、ブラックライトで漏れ箇所を特定します。

部品交換または清掃

劣化部品を交換し、エバポレーターやコンデンサーを洗浄。冷媒を規定量補充します。

最終動作確認

温度変化・風量・異音・臭いを再確認し、修理完了です。

修理時間は軽度であれば1〜2時間程度。部品交換を伴う場合は半日から1日ほどかかります。

修理代の目安を知っておこう

車のエアコン修理費用は、故障箇所や作業内容で大きく異なります。おおよその目安は以下の通りです。

  • 冷媒ガス補充のみ:5,000〜10,000円
  • パッキン・ホース交換(軽度の漏れ):10,000〜20,000円
  • コンデンサー交換:30,000〜60,000円
  • コンプレッサー交換:60,000〜120,000円
  • エバポレーター洗浄・交換:40,000〜100,000円
  • ブロワーモーター交換:20,000〜50,000円

修理代が高くなるのは、エアコン部品が車内外に分かれて設置されており、取り外し作業が多いためです。
とくにエバポレーター交換は、ダッシュボードを外す必要があるため工賃が高くなります。

保険・保証で修理できるケース

エアコンの故障がすべて自費とは限りません。条件次第では、保険や保証を活用できることもあります。

新車の場合、メーカー保証期間(3〜5年)内であれば、自然故障として無償修理になるケースが多いです。
ただし、経年劣化や汚れによる性能低下は対象外となることがほとんどです。

車両保険は、事故によるエアコン破損(前面衝突でコンデンサーが壊れた等)の場合のみ適用されます。
単なる機械トラブルでは対象外のため、ディーラーや保険会社に確認が必要です。

中古車で購入した場合は、販売店の延長保証プランでカバーされていることもあります。
保証書の「対象部品一覧」に“エアコンユニット”が含まれているかをチェックしてみましょう。

自分でできる簡単チェックと予防策

業者に依頼する前に、自分でできる範囲の確認や予防をしておくと、トラブルを未然に防げます。

フィルターの清掃・交換

エアコンフィルターはホコリや花粉で目詰まりしやすく、風量が弱くなる原因の一つです。1年に1回は交換しましょう。

モード設定の確認

冷房時は「内気循環」にすることで効率的に冷やせます。外気導入のままだと冷えにくいことがあります。

アイドリング中の動作チェック

停車時に冷えず、走行時だけ冷える場合はコンデンサーの冷却不足。ファンの作動音を確認しましょう。

定期的に冷房を動かす

冬場でも月に一度は10分程度エアコンを作動させ、内部のシールやバルブを潤滑させておくことが大切です。

こうした簡単な習慣で、突然の“効かないトラブル”を防ぐことができます。

修理後に意識したいメンテナンス

修理が完了した後も、使い方次第で寿命は大きく変わります。

まず、エンジン停止前に冷房を切って送風に切り替える習慣をつけましょう。
内部の水分を飛ばすことで、カビや臭いの発生を防げます。

さらに、夏の長時間アイドリングでの使用は避け、走行風で冷却効率を保つようにします。
また、半年〜1年ごとに冷媒量を点検し、少なくなっていれば早めに補充。これだけでも冷えが大きく変わります。

最後に、内装クリーニングとあわせてエアコンフィルターを定期的に交換すれば、快適な空気環境を維持できます。

まとめ

車のエアコンが効かない原因は、ガス不足から部品故障までさまざまです。
軽い不調でも放置すれば、最終的に高額な修理につながります。

冷えが悪い・風が弱い・臭う──そんな小さな変化を感じた時点で、早めに点検を受けることが大切です。
ガス補充だけで済むうちに対応できれば、時間も費用も抑えられます。

正しい知識とメンテナンスで、夏も冬も快適な車内環境を維持しましょう。

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