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車のワイパーから音が鳴る原因と解決法|放置は危険!

2025年10月5日

車のワイパーは、雨の日にクリアな視界を確保するために欠かせない部品です。通常、正常に作動しているワイパーは大きな音を立てることはなく、静かにガラスを拭き取ります。

しかし、「キュッ」「ガタガタ」「ギギギ」といった音が鳴り始めるのは、単なる不快な現象ではなく、部品の劣化や不具合が進行しているサインです。放置してしまうと、拭き取り性能が低下し、雨天時の視界不良やフロントガラスの損傷につながります。結果的に事故リスクを高める要因にもなりかねません。

音が鳴るのは偶然ではなく、必ず原因があります。運転中に違和感を覚えたら「なぜ音が出ているのか」を突き止め、適切に対応することが重要です。

ワイパーの音が鳴る主な原因

音が鳴る背景にはいくつかのパターンがあります。原因を把握しておくことで、不要な交換や整備を避け、効率的に解決できます。

ワイパーゴムの劣化

もっとも典型的な原因です。紫外線や熱、経年劣化でゴムが硬くなり、ガラスとの摩擦が増えて音が鳴ります。表面のひび割れや欠けがあれば、さらに音が大きくなります。

ガラス面の汚れや油膜

ガソリンや排気ガスの油分、花粉や黄砂がフロントガラスに付着すると、ゴムが滑らかに動かず摩擦音が出ます。雨の降り始めに音が目立つのは、このケースが多いです。

ブレードやアームの不具合

ブレードの歪みやアームのバネの弱りで均一な接地圧がかからなくなると、振動音やガタガタ音が出ます。取り付けが甘い場合にも同様の症状が出ます。

乾いた状態での使用

雨が少ない状況でワイパーを作動させると、摩擦が強すぎて「キュッ」と音が鳴ります。ウォッシャー液を使わずに汚れを落とそうとする時によく見られます。

音の種類ごとに見極めるトラブルの兆候

ワイパーの音は種類によって原因を推測することが可能です。運転中に聞こえる音を注意深く観察することで、次のように判断できます。

「キュッキュッ」と高い音

ゴムの硬化や油膜汚れの影響が大きいです。ゴムがガラスに引っかかることで高音の摩擦音が出ています。

「ガタガタ」と振動する音

ブレードやアームの接地が不均一で、ガラス面に小刻みに跳ねている状態です。取り付け不良や部品劣化が疑われます。

「ギギギ」とこすれる音

劣化したゴムがめくれて金属部分がガラスに当たり始めている可能性があります。このまま使用するとガラスに傷をつけます。

「バタバタ」と叩く音

特に高速道路走行時に発生しやすく、風圧でワイパーが浮き上がっている状態です。エアロワイパーへの交換で改善することがあります。

対処法は段階的に考える

ワイパーから音が鳴ったからといって、すぐに交換する必要はありません。原因によっては清掃や調整だけで改善する場合もあります。ここでは段階的な解決法を紹介します。

まずはフロントガラスの清掃を徹底しましょう。油膜取りや専用のクリーナーを使い、表面の汚れを落とすことで摩擦音が解消されることがあります。

次にワイパーゴムの清掃です。濡れタオルや中性洗剤を薄めた水を含ませた布でゴムを優しく拭き取ります。これで付着したホコリや花粉、油分を取り除くことができます。

それでも改善しない場合は取り付けの確認を行います。交換直後に音が鳴る場合は、正しく装着されていないことが多いため、しっかり奥まで差し込み固定されているか確認しましょう。

清掃や調整で改善しなければ、ゴムやブレードの交換を検討するべきです。ゴムのみの交換でも一時的には解決しますが、ブレード自体が古い場合は丸ごと交換したほうが安心です。

最後に、長年改善しない場合や音が頻繁に出る場合は、アームの劣化も疑いましょう。この場合は専門の整備工場での点検・交換が必要になります。

放置したときに起こるリスク

ワイパーの音を「多少うるさいが使えるから大丈夫」と放置するのは非常に危険です。音が鳴るということは、すでに摩擦が強くなっていたり、ゴムや部品が正常に機能していない証拠です。

そのまま使い続ければ、拭き取り性能がどんどん落ちていきます。雨の日に視界が悪化すれば、歩行者や標識を見落とす危険が高まり、事故のリスクが一気に増します。

さらに、ゴムが裂けて金属部分がガラスに直接触れるようになると、フロントガラスに傷が入ります。傷は修理できる場合もありますが、深ければガラス交換となり数万円から十数万円の出費になることもあります。

また、ワイパーの異音はドライバーにとって心理的なストレスにもなります。雨の日の運転はただでさえ疲れるのに、そこに「ギギギ」「ガタガタ」といった音が加わると、集中力がそがれて安全運転の妨げになります。

つまり、ワイパーの音を放置することは、安全面・経済面・精神面すべてに悪影響を及ぼすのです。

予防のためにできること

異音を防ぐためには、日常の小さな習慣が大切です。

  • 洗車時にガラスだけでなくワイパーゴムも拭いて汚れを落とす
  • 半年に一度は点検し、1年ごとに交換を目安にする
  • 梅雨前と冬前に新品にすると、一年を通じて快適に使える
  • 高速走行が多い場合はエアロワイパーに変更することで風圧による浮き上がりを防ぐ

これらを習慣化すれば、ワイパーの寿命を延ばし、音の発生も抑えることができます。

まとめ

車のワイパーから音が鳴るのは、ゴムの劣化、ガラスの油膜、部品の歪みや取付不良など、何らかの不具合の兆候です。音の種類を聞き分けることで原因を推測でき、清掃や調整で改善するケースもあります。

ただし放置すると視界不良やフロントガラスの損傷、事故リスクにも直結します。
定期的な点検と交換、そして日常的な清掃を習慣にして、常に快適で安全なワイパー環境を維持しましょう。

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