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【保存版】ハイブリッド車のバッテリー交換費用|相場・寿命・依頼先の選び方まで徹底解説

2025年9月27日

ハイブリッド車を所有していると、多くの人が一度は気になるのが「バッテリー交換にかかる費用はいくらなのか」という点です。ガソリン車と違って、ハイブリッドには大容量の駆動用バッテリーと電装品を支える補機バッテリー(12Vバッテリー)の二種類があり、それぞれ交換費用が大きく異なります。

駆動用バッテリーは車の心臓部ともいえる存在で、高額修理のイメージがつきまとう一方、実際の寿命や費用を正しく把握している人は意外と少ないのが現状です。
この記事では、ハイブリッド車のバッテリー交換にかかる費用の相場から、交換時期の目安、依頼先の選び方まで、わかりやすく整理して解説します。

ハイブリッド車のバッテリーには2種類ある

まず理解しておきたいのは、ハイブリッド車に搭載されているバッテリーは一種類ではないということです。

ひとつは大容量の 駆動用バッテリー。これはモーター走行を支えるバッテリーで、車種によっては数十万円の交換費用がかかることもあります。もうひとつは、エンジン始動やライト・ナビといった電装品に使われる 補機バッテリー(12Vバッテリー)。こちらは通常のガソリン車のバッテリーに近く、費用も比較的安価です。

つまり「ハイブリッド車のバッテリー交換」と一口にいっても、どちらを指すのかで大きく内容が変わってくるのです。

補機バッテリー交換の費用と相場

補機バッテリーは、ハイブリッド車の中では最も交換頻度が高い部品のひとつです。費用もガソリン車のバッテリー交換に近く、比較的手が届きやすい金額で済みます。

交換費用の目安

ディーラーで補機バッテリーを交換した場合、工賃込みで2万〜4万円程度 が一般的です。部品代自体は1.5万円前後でも、正規品を使用し、点検や保証を含むとこの程度の価格帯になります。カー用品店や整備工場で交換すれば1.5万〜2.5万円程度に抑えられることもあります。つまり「純正の安心を取るか、費用を優先するか」で選び方が変わります。

寿命の目安

寿命はおおよそ3〜5年とされていますが、必ずしも年数だけで判断できるものではありません。通勤や買い物で短距離走行しかしていない車は十分に充電されないため、2年ほどで弱ってしまうこともあります。逆に長距離走行が多い車は5年以上使えるケースもあります。環境や使用状況によって大きく変動する点を理解しておくと安心です。

補機バッテリーは、日常点検で早めに劣化に気づけば突発的なトラブルを防ぐことができます。小さなサインを見逃さずに対応することが重要です。

駆動用バッテリー交換の費用と相場

ハイブリッド車のバッテリー交換と聞いて多くの人が心配するのが、この駆動用バッテリーの費用です。こちらは車の根幹を担うパーツであるため、補機バッテリーとは比べ物にならない金額がかかることもあります。

ディーラーで交換する場合

新車時と同等の純正品を使うため、費用は高めになります。相場としては20万〜40万円が一般的で、車種やバッテリー容量によっては50万円を超えるケースもあります。プリウスやアクアなどのコンパクトクラスで20〜25万円程度、大型セダンやSUVでは30〜40万円前後を見ておくと良いでしょう。保証やアフターサービスがしっかりしているため、安心感を求める人には適しています。

リビルト品を利用する場合

「リビルトバッテリー」とは、中古のバッテリーを分解して劣化セルを交換し、再生したものです。これを利用すれば10万〜20万円程度に抑えることができます。ただし、保証期間が短いことや、品質にバラつきがある点がデメリットです。選ぶ際には業者の信頼性を十分に調べる必要があります。

寿命の目安

駆動用バッテリーの寿命は一般的に8〜10年程度と言われています。ただし、走行距離が10万kmを超える車ではそれ以前に劣化が進むこともあり、タクシーや営業車のように毎日長距離を走る車では寿命が短くなる傾向があります。逆に個人の買い物や週末のレジャーが中心の車であれば、10年以上問題なく使えるケースもあります。

駆動用バッテリーは「車を動かす心臓」ともいえる部品です。交換費用は高額ですが、寿命を迎えたら避けて通れない整備であることを理解しておきましょう。

バッテリー交換のタイミングを見極めるサイン

「いつ交換すればいいのか」が最も悩ましい点です。完全に上がってしまう前に交換するのが理想ですが、そのためには前兆を理解しておく必要があります。

補機バッテリーの場合

交換が必要なサインは非常に分かりやすいです。例えば、エンジンを始動させようとしたときにセルモーターの回り方が遅い、何度か試さないとエンジンがかからない、メーターやナビ画面の点灯が以前より暗く感じる、といった症状です。また、パワーウィンドウやドアロックがいつもより反応が遅いときも注意が必要です。こうした症状は「すぐに動かなくなる前触れ」であるため、早めに交換を検討しましょう。

駆動用バッテリーの場合

駆動用バッテリーの劣化は、補機バッテリーよりも気づきにくい傾向があります。代表的なのは、EV走行できる距離が極端に短くなることや、燃費が悪化してガソリン車並みに戻ってしまうことです。また、メーターにバッテリー警告灯が点灯した場合はすでにかなり劣化が進んでいると考えてよいでしょう。これらのサインが出たら点検を受けるべきタイミングです。

「大丈夫だろう」と放置するのではなく、小さな変化に気づいた時点で点検を受けることが、結果的に無駄な出費や立ち往生を防ぐ最善の方法です。

ディーラーと整備工場、どちらで交換すべきか

費用を抑えたい人は「整備工場」や「カー用品店」を選びがちですが、安心を優先するならディーラーがおすすめです。ディーラーは純正部品と長めの保証がつくことが多く、万が一のトラブルにも対応してくれる安心感があります。

一方で、整備工場や専門業者はリビルト品を扱っていることが多く、費用を半額以下に抑えられるケースもあります。ただし、保証期間が短かったり、品質が安定しない業者もあるため、口コミや評判を確認して信頼できるところを選ぶことが重要です。

費用を重視するのか、安心を重視するのか、自分のカーライフに合わせて判断するのがよいでしょう。

バッテリー交換にかかる総合的な費用感

結論として、ハイブリッド車のバッテリー交換費用は以下のように整理できます。

  • 補機バッテリー:2万〜4万円(寿命3〜5年)
  • 駆動用バッテリー:20万〜40万円(寿命8〜10年)

この金額差からもわかるように、「バッテリー交換」と聞いたときにどちらのバッテリーを指しているのかを正しく理解することが大切です。

まとめ

ハイブリッド車のバッテリー交換費用は、種類によって大きく異なります。補機バッテリーなら数万円で済みますが、駆動用バッテリーは数十万円の出費になることも珍しくありません。

交換のタイミングを見極め、信頼できる業者に依頼することで、無駄な出費や不安を減らすことができます。寿命や費用の目安を把握し、余裕を持って備えることが、ハイブリッド車を長く安心して乗り続けるための秘訣です。

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