車検・整備

12ヶ月点検の時期が過ぎた!罰則はある?今からでも受けられる?

2026年2月19日

「12ヶ月点検の時期を過ぎてしまった…」「罰則があるのでは?」

ディーラーからのハガキを見て、点検時期が過ぎていることに気づいた方も多いのではないでしょうか。車検と違って12ヶ月点検は忘れがちで、気づいたら数ヶ月過ぎていたというケースは珍しくありません。

結論から言うと、12ヶ月点検の時期が過ぎても罰則はありません。また、期限を過ぎていても問題なく点検を受けられます。

ただし、過ぎたまま放置することにはリスクがあります。この記事では、12ヶ月点検の時期が過ぎた場合にどうすればいいか、放置した場合のリスク、今すぐやるべきことを解説します。

12ヶ月点検が過ぎても罰則はない

まず安心していただきたいのは、12ヶ月点検の時期が過ぎても罰則はないということです。

車検との違いを理解しよう

12ヶ月点検と車検は混同されがちですが、まったく別のものです。

車検は、有効期限が切れた状態で公道を走ると違反になります。6ヶ月以下の懲役または30万円以下の罰金、違反点数6点で免許停止処分という厳しいペナルティが科されます。

一方、12ヶ月点検は道路運送車両法第48条で義務付けられていますが、受けなくても罰則規定がありません。「義務だけど罰則なし」という少し不思議な位置づけになっています。

つまり、12ヶ月点検の時期を過ぎても、違反点数が加算されたり、罰金を払ったりする必要はないのです。

なぜ罰則がないのか

12ヶ月点検に罰則がない理由は、車検と役割が異なるからです。

車検は「保安基準に適合しているかを国が検査する」もので、公道を走る許可を得るための制度です。一方、12ヶ月点検は「車が安全に走れる状態かを確認する」予防的な点検で、あくまでドライバーの自己管理に委ねられています。

ただし、バス・タクシー・トラックなどの事業用車両は別です。事業用車両が法定点検を受けないと罰則が科されます。自家用車とは扱いが異なるので、仕事で車を使う方は注意してください。

時期が過ぎていても点検は受けられる

「期限切れだから受けられないのでは?」と心配する方もいますが、そんなことはありません。

いつでも受け付けてもらえる

12ヶ月点検は、時期が過ぎていても問題なく受けられます。ディーラーや整備工場で「期限が切れているので断られた」というケースはまずありません。

1ヶ月遅れでも、3ヶ月遅れでも、半年遅れでも、点検は受けられます。「遅れてしまったから、もう受けても意味がない」と諦める必要はないのです。

むしろ整備工場側からすれば、遅れてでも点検に来てくれる方が、まったく来ないよりもずっと良いと考えています。気づいた時点で予約を入れましょう。

ハガキがなくても受けられる

「点検のお知らせハガキを紛失した」「中古車で買ったのでハガキが届かない」という方もいるでしょう。

ハガキは、ディーラーや整備工場が「そろそろ点検時期ですよ」と知らせてくれるダイレクトメールに過ぎません。公的な通知書ではないので、ハガキがなくても点検は受けられます。

次回の点検時期は、フロントガラス左上に貼ってある丸いステッカーで確認できます。中央の数字が年、周囲にある数字が月を示しています。ステッカーがない場合は、前回の車検から1年後が目安です。

どこで受けても問題ない

「前回と違う店で受けていいの?」という疑問もあるかもしれません。

12ヶ月点検は、どの業者で受けても問題ありません。ディーラー、民間整備工場、車検専門店、カー用品店など、認証を受けた整備工場であればどこでも対応しています。

引っ越しで前の店に行けなくなった場合や、より安い店を探したい場合は、遠慮なく別の業者に依頼しましょう。

ただし「過ぎたまま放置」にはリスクがある

罰則がないとはいえ、12ヶ月点検を過ぎたまま放置することにはリスクがあります。

故障やトラブルを見逃す可能性

12ヶ月点検の目的は、車の不具合を早期に発見することです。点検を受けないと、小さな異常が大きなトラブルに発展する可能性があります。

たとえば、ブレーキパッドの摩耗に気づかないまま走り続けると、ブレーキの効きが悪くなり、最悪の場合は事故につながります。冷却水の漏れを放置すれば、エンジンがオーバーヒートして高額な修理費用が発生することもあります。

車検は「その時点で保安基準を満たしているか」を検査するだけで、2年間の安全を保証するものではありません。車検と車検の間に1回、プロの目でチェックしてもらうことで、こうしたトラブルを未然に防げます。

メーカー保証が受けられなくなる可能性

新車には、メーカーによる保証が付いています。一般的には「3年または6万km」「5年または10万km」といった保証期間が設定されており、この期間内に故障した場合は無償で修理してもらえます。

ただし、この保証には条件があります。多くのメーカーは保証書に「法令で定められた点検整備の実施」を条件として記載しています。

12ヶ月点検を受けていないと、故障時に「定期点検を受けていないので保証対象外」と言われる可能性があります。特にエンジンやトランスミッションなど高額な部品が故障した場合、保証が使えないと数十万円の出費になることもあります。

売却時の査定額に影響する

将来、車を売却する予定があるなら、点検履歴は重要です。

12ヶ月点検を受けると、整備工場が「点検整備記録簿」に記録を残します。この記録簿に毎年の点検履歴が残っている車は、「きちんとメンテナンスされてきた車」として評価され、査定額がプラスになる傾向があります。

逆に、記録簿が空白だらけの車は「メンテナンス状態が不明」と判断され、査定額が下がるリスクがあります。数年後の売却を見据えるなら、点検履歴を積み重ねておくことが大切です。

事故時の責任問題に影響する可能性

万が一、整備不良が原因で事故を起こした場合、定期点検を受けていたかどうかが責任の判断に影響することがあります。

たとえば、ブレーキの不具合で追突事故を起こした場合、「定期点検を受けていれば防げた事故」と判断されれば、ドライバーの過失が重く見られる可能性があります。

点検を受けていれば、「整備士がチェックした結果、問題なしと判断された」という証明になります。万が一のときの備えとしても、定期点検は受けておくべきでしょう。

過ぎた場合の対処法【状況別】

12ヶ月点検の時期が過ぎた場合、どう対処すればいいか状況別に解説します。

1〜2ヶ月過ぎた場合

1〜2ヶ月程度の遅れなら、まったく問題ありません。今すぐ点検の予約を入れましょう。

この程度の遅れで車に深刻な問題が発生することは稀です。ただし、予約が取りにくい時期(年末年始、GW前など)は早めに連絡しておくと安心です。

3〜6ヶ月過ぎた場合

3〜6ヶ月過ぎている場合も、基本的には点検を受けることをおすすめします。

ただし、次の車検まで半年を切っているなら、12ヶ月点検をスキップして車検まで待つという選択肢もあります。車検時には24ヶ月点検(12ヶ月点検より詳しい56項目の点検)を受けることになるので、重複を避けられます。

迷ったら整備工場に相談してみてください。「車検まであと○ヶ月だけど、今点検した方がいいか」と聞けば、車の状態を踏まえてアドバイスしてくれます。

半年以上過ぎた場合

半年以上過ぎている場合は、次の車検まで待つか、今すぐ点検を受けるか判断が分かれます。

走行距離が多い車や、年式が古い車は、半年以上点検を受けていないと不具合が発生している可能性があります。異音や振動、警告灯の点灯など気になる症状があれば、車検を待たずに点検を受けましょう。

一方、走行距離が少なく、特に異常を感じない場合は、車検まで待っても問題ないケースが多いです。ただし、その間もオイル量やタイヤの状態など、日常点検は欠かさないようにしてください。

ずっと受けていない場合

「何年も12ヶ月点検を受けていない」という方もいるかもしれません。

この場合も、点検を受けること自体に問題はありません。ただし、長期間点検を受けていない車は、複数の不具合が見つかる可能性があります。整備費用が高額になることを覚悟しておきましょう。

とはいえ、不具合を放置し続けるよりは、今からでも点検を受けて車の状態を把握する方が賢明です。予想外の故障で立ち往生するリスクを減らせます。

点検ステッカーが期限切れの場合は要注意

12ヶ月点検を過ぎた場合、一つだけ注意点があります。それは「点検ステッカー」の扱いです。

期限切れステッカーは剥がす必要がある

フロントガラス左上に貼ってある丸い点検ステッカーは、次回の点検時期を示すものです。このステッカーの期限が過ぎたまま貼り続けていると、保安基準違反になります。

期限切れのステッカーを貼ったまま走行すると、違反点数1点、反則金7,000円が科される可能性があります。12ヶ月点検を受けないこと自体には罰則がありませんが、期限切れステッカーの放置には罰則があるのです。

点検時期が過ぎてすぐに点検を受けられない場合は、とりあえずステッカーを剥がしておきましょう。

ステッカーの剥がし方

点検ステッカーを剥がすには、以下の方法があります。

まず、ステッカーを爪で端からめくります。うまく剥がれない場合は、市販のシール剥がし剤やガラスクリーナーを使うと簡単です。霧吹きで水をかけてふやかす方法も効果的です。

ガラスを傷つけないよう、金属製のスクレーパーは避け、プラスチック製のヘラを使うことをおすすめします。

なお、フロントガラス中央上部に貼ってある車検ステッカー(四角いもの)は、有効期限内であれば剥がしてはいけません。点検ステッカーと間違えないよう注意してください。

今後、点検時期を忘れないためのコツ

12ヶ月点検を忘れないためのポイントを紹介します。

スマホのカレンダーに登録する

点検を受けたら、次回の点検時期をスマホのカレンダーに登録しておきましょう。1ヶ月前にリマインダーを設定しておけば、うっかり忘れを防げます。

車検と同じ月に受ける

12ヶ月点検は、車検のちょうど1年後(中間地点)に受けるのが理想です。車検が4月なら、12ヶ月点検は翌年の4月。「車検と同じ月」と覚えておけば、時期を忘れにくくなります。

メンテナンスパックに加入する

ディーラーで新車を購入した場合、点検やオイル交換をセットにした「メンテナンスパック」に加入できることがあります。

メンテナンスパックに加入していれば、ディーラー側が点検時期を管理してくれるので、忘れる心配がなくなります。費用も単品で受けるより割安になることが多いです。

よくある質問

Q. 点検時期が過ぎると、次回の点検までの期間は短くなる?

いいえ、短くなりません。12ヶ月点検を3ヶ月遅れで受けても、次回は「受けた日から12ヶ月後」が目安になります。

ただし、車検との兼ね合いで、次回の点検時期が車検時期と近くなることはあります。その場合は車検時の24ヶ月点検でまとめてチェックすることになります。

Q. 中古車を買ったけど、いつ点検を受ければいい?

中古車の場合は、前回の点検時期を確認しましょう。点検整備記録簿(メンテナンスノート)に記載されています。

記録がない場合は、購入後1年を目安に12ヶ月点検を受けるか、次の車検まで待つかを判断します。購入店に相談すれば、車の状態を踏まえてアドバイスしてくれるでしょう。

Q. 自分で点検すれば受けたことになる?

法律上は、12ヶ月点検を自分で行うことも可能です。ただし、ブレーキの分解点検など専門知識と工具が必要な項目も含まれるため、現実的にはプロに依頼するのが一般的です。

また、自分で点検した場合は点検ステッカーをもらえません。点検履歴を証明するものがないため、売却時の査定や保証の面でデメリットがあります。

Q. 車検を受けていれば12ヶ月点検は不要?

車検と12ヶ月点検は別物です。車検は「保安基準に適合しているかの検査」であり、12ヶ月点検は「車の安全性を維持するための予防点検」です。

車検を受けているからといって、その後2年間安全が保証されるわけではありません。車検と車検の間に一度、プロに点検してもらうことで、安全性を維持できます。

まとめ

12ヶ月点検の時期が過ぎても、罰則はありません。また、時期を過ぎていても問題なく点検を受けられます。

ただし、過ぎたまま放置すると、故障の見逃し、メーカー保証の対象外、売却時の査定ダウンなどのリスクがあります。気づいた時点で点検の予約を入れるのがベストです。

なお、点検ステッカーが期限切れのまま貼ってあると違反になるので、すぐに点検を受けられない場合は先に剥がしておきましょう。

「過ぎてしまったから、もう受けても意味がない」ということはありません。遅れてでも点検を受けることで、車の状態を把握し、安全なカーライフを送ることができます。

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