板金・塗装

車を擦った時の修理代はいくら?部位別の費用相場と安く抑える方法を解説

2025年12月31日

車を擦ってしまった時、真っ先に頭をよぎるのが「修理代はいくらかかるのだろう」という不安ではないでしょうか。傷の大きさや場所によって修理費用は大きく変わり、数千円で済む場合もあれば、数十万円かかることもあります。また、修理を依頼する場所によっても金額に差が出るため、どこに頼めばいいのか迷ってしまう方も多いでしょう。この記事では、車を擦った時の修理代の相場から、費用を安く抑える方法、修理業者の選び方まで、詳しく解説していきます。

傷の深さと範囲で変わる修理代の基本

車の修理代を左右する最も大きな要因は、傷の深さと範囲です。まずは、自分の車の傷がどの程度なのかを見極めることが、修理代を把握する第一歩となります。

車の塗装は複数の層で構成されており、表面から順にクリア層、カラー層、プライマー層があり、その下に鉄板があります。浅い傷であれば表面のクリア層だけが削られている状態で、この場合は研磨作業だけで対処できることもあります。研磨による修理であれば、費用は比較的安く抑えられ、5千円から2万円程度が相場です。

カラー層まで傷が達している場合は、部分的な塗装が必要になります。傷の周囲をマスキングし、スプレーガンで塗料を吹き付け、クリア層を重ねて仕上げるという工程が必要です。この場合の費用は、傷の範囲にもよりますが、2万円から5万円程度が目安となります。

さらに深く、プライマー層や鉄板まで傷が到達している場合は、本格的な板金作業が必要です。錆止め処理、パテ埋め、研磨、下塗り、本塗り、クリア塗装という複数の工程を経るため、費用も高額になります。この場合は5万円から10万円以上かかることも珍しくありません。

傷の範囲も重要な要素です。手のひらサイズの小さな傷と、パネル全体に及ぶ大きな傷では、作業時間も使用する材料の量も大きく異なります。一般的に、傷の範囲が名刺サイズ以下であれば部分補修で対応できますが、それ以上の大きさになるとパネル全体を塗装し直すことになり、費用が跳ね上がります。

凹みを伴う傷の場合は、さらに修理代が高くなります。擦っただけでなく、ぶつけて凹んでしまった場合は、板金工程で元の形状に戻す作業が加わるためです。凹みの修理には専門的な技術と時間が必要で、修理代も通常の擦り傷の1.5倍から2倍程度になることがあります。

部位別の修理代相場と費用の内訳

車のどの部分を擦ったかによって、修理代は大きく変動します。部位ごとの相場を知っておくことで、見積もりが適正かどうかの判断材料になります。

バンパーの修理代

バンパーは樹脂製で比較的修理しやすい部位です。前後のバンパーを擦るケースは非常に多く、修理実績も豊富なため、相場も比較的明確です。小さな擦り傷であれば、1万5千円から3万円程度で修理できることが多いです。バンパー全体を塗装し直す場合は、3万円から6万円程度が相場となります。

バンパーの角を大きく擦って破損した場合は、交換が必要になることもあります。バンパー本体の部品代が2万円から5万円、工賃が1万円から2万円程度で、合計3万円から7万円程度かかります。ただし、高級車や輸入車の場合は、部品代だけで10万円を超えることもあります。

ドアの修理代

ドアは面積が広く、目立つ部位のため、修理代も高めになる傾向があります。ドアの一部を擦った場合、部分補修で対応できれば3万円から5万円程度です。しかし、ドア全体を塗装し直す場合は、5万円から10万円程度かかることが一般的です。

ドアには複雑な曲面があり、塗装の際には周囲のパネルとの境界線をきれいに仕上げる技術が必要です。そのため、他の部位よりも工賃が高くなりがちです。また、ドアモールやドアハンドルの脱着作業も必要になるため、作業時間も長くなります。

フェンダーの修理代

フェンダーはタイヤの上部を覆うパネルで、駐車場の壁や柱に擦りやすい部位です。フェンダーの修理代は、バンパーとドアの中間くらいで、部分補修であれば2万5千円から4万円程度、全体塗装の場合は4万円から8万円程度が相場です。

前フェンダーは比較的交換しやすい構造になっていることが多く、修理より交換の方が安く済むこともあります。部品代と工賃を合わせて5万円から10万円程度で交換できるケースもあるため、見積もりの際に両方の選択肢を提示してもらうと良いでしょう。

サイドミラーの修理代

サイドミラーは突起しているため、狭い道や駐車場で接触しやすい部位です。ミラーカバーの擦り傷だけであれば、1万円から2万5千円程度で修理できます。ミラー本体が割れたり、電動調整機能が壊れたりした場合は、交換が必要になり、3万円から7万円程度かかります。

最近の車はサイドミラーに様々な機能が搭載されており、ウィンカーやカメラ、ブラインドスポットモニターなどが組み込まれている場合、部品代が高額になることがあります。高級車では、ミラー交換だけで10万円を超えることもあります。

リアゲート・トランクの修理代

車の後部は、バック時に壁や障害物に接触しやすい場所です。リアゲートやトランクの修理代は、範囲によって大きく変わりますが、部分補修で3万円から6万円程度、全体塗装の場合は6万円から12万円程度が相場です。

リアゲートは面積が広く、曲面も複雑なため、塗装作業の難易度が高い部位です。また、バックドアガラスやエンブレム、ナンバープレートの脱着作業も伴うため、工賃が高めに設定されることが多いです。

修理を依頼する場所で変わる費用の違い

同じ傷でも、どこに修理を依頼するかによって費用は大きく変わります。それぞれの特徴と費用の目安を理解して、自分に合った選択をしましょう。

ディーラーに依頼する場合

ディーラーは、メーカー純正の塗料を使用し、高い品質基準で作業を行います。新車に近い仕上がりを求める方や、まだ新しい車の場合は、ディーラーが最も安心できる選択肢です。ただし、費用は最も高額になる傾向があり、一般的な修理工場の1.5倍から2倍程度かかることも珍しくありません。

例えば、バンパーの擦り傷修理が他の工場で3万円のところ、ディーラーでは5万円から6万円請求されることもあります。ディーラーは実際の作業を外部の協力工場に委託していることも多く、その中間マージンが費用に上乗せされているケースもあります。

しかし、ディーラーには保証がしっかりしているというメリットがあります。修理後に塗装の剥がれや色の違いが出た場合でも、無償で対応してもらえることが多いです。また、修理履歴がディーラーに記録されるため、将来的な下取りや売却時にも透明性が保たれます。

板金塗装専門工場に依頼する場合

板金塗装を専門に行う工場は、技術力が高く、費用も比較的リーズナブルなのが特徴です。長年の経験を持つ職人が在籍している工場では、ディーラーと遜色ない仕上がりを、半額程度の費用で実現できることもあります。

地域密着型の工場では、柔軟な対応が期待できます。予算に応じて、完璧な仕上がりを目指すか、実用的なレベルで抑えるかといった相談もしやすいでしょう。また、作業内容を詳しく説明してくれる工場も多く、納得した上で修理を依頼できます。

ただし、工場によって技術力にばらつきがあるのも事実です。評判の良い工場を見つけるには、インターネットの口コミや知人の紹介を参考にすると良いでしょう。複数の工場で見積もりを取り、説明の丁寧さや対応の誠実さも判断材料にすることをおすすめします。

カー用品店の修理サービス

大手カー用品店でも、修理サービスを提供しているところがあります。全国チェーンの安心感があり、料金体系も明確で分かりやすいのが特徴です。簡易的な補修であれば、比較的安価に対応してもらえることもあります。

ただし、カー用品店の修理サービスは、軽度の傷に限定されることが多く、本格的な板金作業や大規模な塗装には対応していないこともあります。事前に対応可能な範囲を確認してから依頼しましょう。

格安修理チェーン

最近では、低価格を売りにした修理チェーンも登場しています。短時間で作業を完了させることで人件費を抑え、低価格を実現しているケースが多いです。小さな傷であれば、数千円から修理できることもあります。

ただし、仕上がりの品質は価格相応であることが多く、完璧な仕上がりを求める方には向いていません。また、使用する塗料の質や耐久性についても、確認が必要です。あくまで「目立たなくする」レベルの修理と考えた方が良いでしょう。

修理代を安く抑えるための実践的な方法

修理代は決して安くありませんが、工夫次第で費用を抑えることは可能です。ここでは、具体的な節約方法を紹介します。

複数の業者で見積もりを取る

修理代を抑える最も基本的な方法は、複数の業者で見積もりを取って比較することです。同じ修理内容でも、業者によって2万円から3万円程度の差が出ることは珍しくありません。最低でも3社、できれば5社程度から見積もりを取ることをおすすめします。

見積もりを依頼する際は、修理内容の詳細を確認しましょう。安い見積もりでも、必要な工程が省かれていては意味がありません。どのような作業を行うのか、使用する塗料の種類、保証期間などを比較して、総合的に判断することが大切です。

部分補修で対応できないか相談する

パネル全体を塗装し直すのではなく、傷の部分だけを補修する「部分補修」で対応できれば、費用を大幅に抑えられます。技術力の高い工場であれば、部分補修でも違和感のない仕上がりにできることがあります。

部分補修が可能かどうかは、傷の位置や大きさ、車の色によって変わります。濃い色の車や、パール系・メタリック系の塗装は、部分補修だと色の違いが目立ちやすいため、パネル全体の塗装が推奨されることもあります。予算を伝えた上で、業者に最適な方法を提案してもらいましょう。

中古部品の活用を検討する

交換が必要な場合、純正新品ではなく中古部品を使うことで、費用を半額以下に抑えられることがあります。特にバンパーやドア、フェンダーなどは、中古部品の流通が多く、状態の良いものを見つけやすいです。

中古部品を使う際の注意点は、色が完全に一致しないことがある点です。同じ車種でも、製造時期や保管状態によって微妙に色が異なることがあります。そのため、中古部品を取り付けた後に、色を合わせるための塗装が必要になることもあります。それでも、新品を使うより安く済むケースが多いです。

保険の免責金額を考慮する

車両保険を使って修理する場合、免責金額の設定を見直すことで、実質的な負担を減らせることがあります。免責金額とは、保険を使う際に自己負担する金額のことで、5万円や10万円に設定されていることが一般的です。

修理代が免責金額に近い場合、保険を使わずに自己負担した方が、長期的には得になることもあります。保険を使うと等級が下がり、翌年以降の保険料が上がるためです。保険会社に試算してもらい、使うべきかどうかを慎重に判断しましょう。

DIY補修も選択肢の一つ

軽微な擦り傷であれば、自分で補修することも可能です。カー用品店では、タッチペン、スプレー缶、コンパウンドなど、様々な補修用品が販売されています。材料費だけなら数千円で済むため、大幅な節約になります。

ただし、DIY補修は完璧な仕上がりを期待できません。ある程度の妥協は必要です。それでも、「遠目には分からない程度」に目立たなくすることは可能です。休日に時間をかけて丁寧に作業すれば、満足のいく結果が得られることもあります。

DIY補修を行う際は、まず小さな目立たない部分で練習することをおすすめします。いきなり本番の箇所に塗装すると、失敗して余計に目立ってしまうこともあります。YouTubeなどで補修方法を学んでから作業を始めると、成功率が上がります。

見積もり時にチェックすべきポイント

修理を依頼する前に、見積もり内容をしっかり確認することが、納得のいく修理につながります。以下のポイントをチェックしましょう。

作業内容の詳細

見積書には、どのような作業を行うのかが明記されているはずです。「板金」「塗装」といった大まかな項目だけでなく、具体的な工程が書かれているかを確認しましょう。脱着が必要な部品、使用する塗料の種類、研磨や下地処理の有無などが明確になっていることが重要です。

不明な項目があれば、遠慮せずに質問しましょう。丁寧に説明してくれる業者は信頼できますし、質問に答えられない業者は避けた方が無難です。

使用する塗料と部品

塗料の種類によって、仕上がりの品質と耐久性が変わります。水性塗料と油性塗料、一液性と二液性など、様々な種類があります。どのような塗料を使うのか、メーカー純正品か汎用品かを確認しましょう。

部品交換が必要な場合は、純正品か社外品か、新品か中古品かを確認します。それぞれのメリットとデメリットを説明してもらい、自分の希望に合った選択をしましょう。

作業期間と代車の有無

修理にかかる日数も重要な要素です。簡単な補修なら当日から数日で済みますが、本格的な板金塗装は1週間以上かかることもあります。車がないと生活に支障がある場合は、代車を借りられるかどうかも確認しましょう。

代車の費用は無料の場合もあれば、有料のこともあります。見積もりに含まれているのか、別途料金が発生するのかを明確にしておくことが大切です。

保証内容

修理後の保証についても確認しておきましょう。塗装の剥がれや色褪せ、錆の発生などに対して、どの程度の期間保証してくれるのか、保証範囲はどこまでかを把握しておくと安心です。

一般的には、6ヶ月から1年程度の保証が付いていることが多いです。保証書を発行してくれる業者であれば、より信頼性が高いといえます。

追加費用の可能性

見積もりは、現時点で確認できる範囲での金額です。実際に作業を始めてから、予想外の損傷が見つかることもあります。その場合、追加費用が発生する可能性があるため、事前に確認しておきましょう。

良心的な業者であれば、追加作業が必要になった時点で連絡をくれ、了承を得てから作業を進めます。勝手に作業を進めて、後から高額な追加費用を請求するような業者は避けるべきです。

適切な判断で満足のいく修理を

車を擦った時の修理代は、傷の深さ、範囲、部位、依頼する業者によって大きく変動します。軽微な擦り傷であれば数千円から2万円程度で済むこともあれば、深い傷や広範囲の損傷では10万円以上かかることもあります。

修理代を抑えるためには、複数の業者で見積もりを取り、部分補修の可能性を探り、場合によっては中古部品の活用やDIY補修も検討する価値があります。ただし、安さだけを追求すると、仕上がりの質が犠牲になることもあるため、自分の優先順位を明確にすることが大切です。

見積もりを依頼する際は、作業内容や使用する材料、保証内容などをしっかり確認し、納得した上で依頼しましょう。信頼できる業者を見つけることが、満足のいく修理への近道です。この記事が、あなたの車の修理に関する判断の助けとなれば幸いです。

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