中古車

【徹底解説】中古車の取り寄せ費用はいくら?内訳・相場・注意点まとめ

2025年10月15日

中古車を探していると、理想の一台が見つかったのに販売店が遠方だったり、系列店にしか在庫がないということがあります。そんなときに便利なのが「取り寄せサービス」です。全国のネットワークを活用すれば選択肢が広がりますが、その裏では追加費用が発生します。

「取り寄せにかかる費用はいくらなのか」「どんな項目でお金がかかるのか」を知らずに契約すると、予算オーバーになったり予想外の出費に驚くこともあります。ここでは、取り寄せ費用の内訳や相場、注意すべき点、そして少しでも安く抑える工夫について詳しく解説していきます。

中古車の取り寄せサービスとは?

取り寄せサービスとは、別の店舗や系列店、あるいは業者オークションなどで見つかった在庫を、購入予定の店舗に運んでもらう仕組みです。

大手メーカー系ディーラーであれば、全国の在庫を取り寄せることができ、保証の面でも安心感があります。中古車販売チェーンの場合は、全国にある豊富な在庫からスムーズに取り寄せられるのが魅力です。地域の小規模な販売店でも、業者オークションや同業ネットワークを通じて取り寄せに対応してくれることがありますが、費用や条件は店舗ごとに異なります。

このように、取り寄せは「選択肢を広げる便利な仕組み」である反面、追加コストを負担する必要があるという点を理解しておくことが大切です。

取り寄せ費用の内訳

取り寄せ費用は「輸送費」だけではありません。いくつかの項目が重なって総額が決まります。代表的なものを見てみましょう。

輸送費(陸送費)

距離や車両サイズで大きく変わる費用です。短距離なら販売店スタッフが自走することもあり、その場合はガソリン代や人件費が加わります。長距離の場合は積載車での輸送となり、余分な走行距離はつきませんが、費用は数万円単位になります。

手数料

取り寄せの調整や事務作業にかかる費用です。0円の店舗もありますが、一般的には2〜5万円ほど。取り寄せ元とのやり取りや書類手配の負担をカバーする意味合いがあります。

登録関連費用

他県から取り寄せる場合はナンバー変更や名義変更が必要になり、その手続きに追加費用がかかります。管轄の運輸支局によって金額が違うため、見積もり時に必ず確認しておく必要があります。

その他の費用

納車前の点検料や、取り置きが長引いた場合の保管料が追加されることもあります。また、業者オークションを通じて仕入れた場合は落札手数料が別途必要です。こうした費用は見積書に明細として含まれない場合もあるため注意が必要です。

つまり「輸送費+手数料+登録関連費用+その他諸経費」が基本構成になります。契約時には必ず内訳を確認し、総額でどれだけかかるのかを把握しておきましょう。

費用相場の目安

実際にどれくらいの費用がかかるのかを距離ごとに整理すると、以下のようなイメージになります。

  • 同じ県内や100km程度の近距離:1万〜3万円ほど
  • 隣県や中距離(200〜400km):3万〜5万円ほど
  • 500kmを超える長距離:5万〜10万円ほど

軽自動車やコンパクトカーは比較的安く、大型SUVや輸入車はサイズの関係で割高になります。また、繁忙期である3月や9月は輸送業者が混み合うため、通常期より費用が上がることもあります。距離だけでなく、時期や車種によっても相場は変動するのです。

費用が高くなりやすいケース

取り寄せ費用が相場より高くなるのは、いくつかの条件が重なったときです。離島や山間部など、通常の輸送ルートでは対応できない地域に運ぶ場合はフェリー代や特別な輸送費がかかります。大型車や特殊車両も、積載車の制限があるため輸送費が割増になります。

また、早く納車してほしいと依頼すると、特急扱いとして追加料金が発生することもあります。さらに、オークションで仕入れた車を取り寄せる場合には、落札手数料や中継費用が加算されるため、予想以上に費用が膨らむことがあります。

取り寄せを依頼する際の注意点

取り寄せは便利なサービスですが、利用にあたってはいくつか注意すべき点があります。代表的なのは次のようなポイントです。

現車確認ができない

遠方の車両は実物を見られず、写真や販売店の説明だけを頼りに契約することになります。そのため、小さなキズや内装の劣化を見落とすリスクがあります。

キャンセルが難しい

一度取り寄せ手続きが始まると、途中でキャンセルした場合に費用が発生するケースが多いです。「気に入らなかったらやめられる」とは限らないので注意が必要です。

保証条件の違い

取り寄せ元の保証がそのまま適用されるとは限りません。購入店での契約に切り替わる際に保証範囲が変わることがあるため、必ず事前に確認しておく必要があります。

輸送中のトラブル

輸送中に車両へ傷や破損が生じた場合に、誰がどこまで責任を負うのかを明確にしておかないと、後でトラブルになりかねません。

これらはすべて「費用以上に大切な条件」です。取り寄せ費用が安いからといって飛びつくのではなく、契約内容やリスクを理解した上で判断することが重要です。

まとめ

中古車の取り寄せは、希望の車を手に入れるために有効な手段ですが、その分費用がかかります。輸送費や手数料、登録関連費用を合わせると、距離や条件によって1万〜10万円程度が相場となります。

ただし、離島や大型車、特急輸送、オークション仕入れなどではさらに費用がかさむことがあるため、契約前にしっかりと確認しておくことが欠かせません。実車を見られないリスクや保証条件の違い、キャンセルの難しさなども含めて検討することで、トラブルを防げます。

取り寄せ費用は余計な出費のように思えますが、選択肢を広げて理想の車を手に入れるための投資でもあります。時期や依頼の仕方を工夫すればコストを抑えることも可能です。大切なのは「総支払額」で比較し、納得したうえで契約することです。

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