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【完全ガイド】中古車の金利を徹底解説!損しないための選び方と比較ポイント

2025年10月17日

中古車を購入する際、多くの人がまず目を向けるのは「車両本体価格」や「走行距離」、「年式」などです。しかし、実際に支払総額を大きく左右するのは「金利」です。車両本体が安くても、金利が高いローンを組んでしまうと、結果的に支払総額が高くなり、思った以上に家計を圧迫するケースがあります。

特に中古車は、新車に比べてローン金利が高く設定されやすい傾向があります。この記事では、「中古車 金利」というテーマを徹底的に掘り下げ、なぜ金利が高くなるのか、どのローンを選べばよいのか、そして金利を下げるためにできる工夫についてわかりやすく解説していきます。

中古車ローンの金利とは?

ローンにおける金利とは、借りたお金に対して支払う利息の割合のことです。たとえば、100万円を年利5%で借りると、単純計算で年間5万円の利息が発生します。中古車ローンの場合は、実質年率(APR)で表記されることが多く、2%〜10%程度の幅があります。

中古車ローンの金利は、新車ローンと比べると高めです。その理由は中古車の担保価値や購入者層の信用度などに関係します。金融機関にとって「貸したお金を確実に回収できるかどうか」は非常に重要であり、そのリスクが金利に反映されるのです。

なぜ中古車ローンは新車より金利が高いのか?

中古車ローンの金利が高めに設定される理由を具体的に見ていきましょう。

担保価値が低い

中古車は新車に比べて価値が落ちやすく、購入直後でも市場価格はどんどん下がっていきます。金融機関から見ると「担保としての安全性が低い」ため、リスクをカバーする意味で金利を高めに設定するのです。

返済期間が短い

新車ローンでは7〜10年といった長期ローンが一般的ですが、中古車の場合は3〜5年が主流です。返済期間が短い分、1回あたりの返済額は大きくなり、滞納リスクも高まるため、金融機関は金利でリスクを補います。

利用者層の違い

新車を購入する人と比べると、中古車購入者は若年層や信用情報に不安のある人が多い傾向があります。必ずしも全員がそうではありませんが、統計的に金融機関がリスクを考慮し、金利を高めに設定しているのです。

中古車ローンの種類と金利相場

中古車を購入する際に利用できるローンは大きく分けて3種類。それぞれの特徴と金利相場を確認しましょう。

ディーラーローン

中古車販売店やディーラーが提携する信販会社を通して組むローン。手続きがシンプルで、車の購入と同時に申し込めるためスピーディー。審査も通りやすいのが特徴ですが、金利は 5%〜9% と高めです。「すぐ車が欲しい」「手間をかけたくない」という人には便利ですが、総支払額が高くなるリスクがあります。

銀行ローン

銀行や信用金庫が提供する自動車ローン。金利は 2%〜5% と比較的低く抑えられるため、総支払額を減らすことができます。ただし、審査基準は厳しめで、申込から融資までに1〜2週間かかることもあります。時間に余裕があり、安定した収入や信用情報に自信がある人におすすめです。

マイカーローン(ネット銀行含む)

近年人気が高まっているのが、ネット銀行や労働金庫が提供するマイカーローン。金利は 1.5%〜4% と非常に低い商品も多く、繰上げ返済手数料が無料のケースもあります。スマホやネットから申し込める手軽さも魅力。ただし、ネット銀行の場合は事務手続きが郵送ベースになることもあるため、購入スケジュールに合わせて余裕を持って申し込む必要があります。

金利だけでなく「トータルコスト」で比較する

ローンを選ぶとき、金利ばかりに注目してしまいがちですが、実際の支払額は「金利+諸費用」で決まります。金利が低くても、事務手数料や保証料が高ければ、結果的に支払いが増えてしまうこともあるのです。

代表的な諸費用

事務手数料

契約ごとに数千円〜数万円がかかる場合があります。特にディーラーローンは事務手数料が設定されていることが多く、銀行系では無料のところもあるため要チェックです。

保証料

保証会社を通して借入する場合、保証料が必要になることがあります。ローンによっては最初に一括で支払う方式や、毎月の返済に上乗せされる方式があり、総額で数万円〜十数万円になることもあります。

繰上げ返済手数料

途中で一括返済や部分的に繰上げ返済をする場合、数千円〜数万円の手数料が発生する場合があります。ネット銀行や一部の地方銀行では無料のところもあるため、将来的に返済を早めたい人は重要な比較ポイントです。

団体信用生命保険(団信)

借入者が万が一の場合に残債が免除される保険。新車ローンではセットになっていることが多いですが、中古車ローンの場合は任意加入で費用が別途かかることもあります。

トータルコストで比較する理由

たとえば「金利3.0%」の銀行ローンと「金利4.5%」のディーラーローンがあったとしても、銀行ローンに保証料10万円がかかり、ディーラーローンは保証料不要だった場合、支払総額が逆転するケースがあります。

つまり、「金利が安い=必ず得」ではなく、トータルコストを見て初めて正しい比較ができる のです。

金利差でどれだけ変わる?シミュレーション例

実際に金利の違いがどれほど支払総額に影響するのかをシミュレーションで見てみましょう。

基本シミュレーション(200万円・5年ローン)

  • 金利3% → 支払総額:約215万円(利息:約15万円)
  • 金利6% → 支払総額:約232万円(利息:約32万円)
  • 金利9% → 支払総額:約250万円(利息:約50万円)

わずか数%の違いが、数十万円もの差を生みます。

借入額別の比較

150万円借入・5年ローン

  • 金利3%:支払総額 約161万円(利息 約11万円)
  • 金利6%:支払総額 約174万円(利息 約24万円)

300万円借入・5年ローン

  • 金利3%:支払総額 約322万円(利息 約22万円)
  • 金利6%:支払総額 約348万円(利息 約48万円)

借入額が大きいほど、金利差の影響も大きくなります。

返済期間別の比較(200万円借入)

  • 3年返済(36回)金利5% → 総支払額 約215万円(利息 約15万円)
  • 5年返済(60回)金利5% → 総支払額 約226万円(利息 約26万円)
  • 7年返済(84回)金利5% → 総支払額 約238万円(利息 約38万円)

返済期間を延ばすと月々の負担は軽くなりますが、利息の総額は増えてしまいます。

実生活での影響

例えば、毎月の返済額が2万円違うだけでも、生活費や貯金に与える影響は大きいです。子育て世代や住宅ローンを抱えている家庭では、この「数万円の違い」が家計の余裕を左右します。そのため、中古車購入時は必ずシミュレーションを行い、「今の収入と支出で無理なく返済できるか」を確認することが大切です。

金利を下げるためのポイント

中古車ローンの金利は、工夫次第で下げることが可能です。

銀行ローンを優先的に検討する

ディーラーローンは便利ですが、金利は高め。できるだけ銀行やネット銀行のローンを利用することで、大きな節約につながります。

頭金を多めに入れる

借入額が減ると金融機関からの信用度が上がり、低金利で契約できる可能性が高まります。

返済期間を短く設定する

返済期間を短くすると月々の負担は大きくなりますが、総利息額を大幅に減らせます。

信用情報を整える

過去のクレジットカード延滞やローン滞納は、審査や金利に悪影響を及ぼします。事前に支払いを整理しておくことが大切です。

よくある疑問Q&A

中古車でも0%金利キャンペーンはあるの?

新車に比べると少ないですが、中古車販売店でも「実質年率0%」をうたうキャンペーンが存在します。ただし、その分車両価格に上乗せされている可能性があるため、総額で比較する必要があります。

カーローン以外の選択肢は?

  • カードローン:即日利用できるが金利は10〜15%と高額。
  • 親族からの借入れ:利息がゼロになる可能性があるが、人間関係が崩れるリスクもある。
  • 現金一括購入:最もお得な方法だが、資金の余裕が必要。

実際に利用者が気をつけるべきこと

中古車購入で金利を考える際に見落としがちなポイントがあります。

  • 「少しぐらい高くてもいいや」と妥協しない
  • 毎月の返済額だけでなく、家計全体への影響をシミュレーションする
  • 将来的に繰上げ返済する可能性があるなら、その手数料まで考慮する

特に初めて車を購入する人は「月々の支払額」に目が行きがちですが、支払総額を意識することが重要です。

まとめ

中古車ローンの金利は、支払総額を左右する大きな要素です。

  • ディーラーローンは手軽だが金利が高め
  • 銀行やネット銀行ローンは低金利でおすすめ
  • 総支払額を見て比較することが大切
  • 頭金・返済期間・信用情報次第で金利を下げられる

中古車を買うときは「車両価格+金利=実際のコスト」と考え、自分にとって最も有利なローンを選ぶことが将来の大きな節約につながります。

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