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車の整備不良で違反になる?知らないと危険な点数・罰金・チェック項目を徹底解説

2025年8月27日

車の整備不良が原因で、交通違反として検挙されるケースがあることをご存じでしょうか?

実は、ブレーキの効きが悪かったり、タイヤがすり減っていたり、ライトが片方切れていたりするだけで、「整備不良車両運行等」の違反として、点数や反則金が科される可能性があります。整備不良による違反は、「気づかなかった」「車検を通したばかりだった」という言い訳は通用せず、知らないまま走り続けることが大きなリスクとなります。

この記事では、整備不良とは何かという基本から、違反になる具体例、違反点数や反則金の内容、車検との違い、そして日常点検で注意すべきポイントまで、ドライバーが押さえておきたい情報をわかりやすくまとめています。

「車 整備不良 違反」に関する正しい知識を身につけることで、思わぬトラブルや事故、罰則を未然に防ぐことができます。この記事を読むことで、安心・安全なカーライフの第一歩を踏み出していただけるはずです。

整備不良とは何か?違反になる基準を正しく理解しよう

まず最初に、「整備不良」とは何かを正確に把握しておく必要があります。法律上、整備不良とは「道路運送車両法」で定められた保安基準を満たさない状態の車両を指します。

保安基準とは、車が安全に走行するために必要な装置や性能のこと。ブレーキ・タイヤ・ライト・ワイパー・マフラー・ミラーなどが適正に機能しているか、基準に適合しているかがチェックポイントになります。

この基準を満たしていないまま走行した場合、「整備不良車運行等」の違反として道路交通法により処罰されます。つまり、整備不良のまま運転すること自体が“違反行為”なのです。

整備不良が違反になるケース一覧

ブレーキの故障または制動力の不足

ブレーキの利きが悪い、ペダルが床まで沈む、異音がするなどの症状は重大です。完全に効かなくなる前兆のこともあり、非常に危険です。

→ 違反点数:2点
→ 反則金:普通車で9,000円

タイヤの溝不足・空気圧不足

スリップサインが出ているタイヤでの走行や、空気圧が著しく不足している状態も違反になります。スタッドレスタイヤの摩耗も対象です。

→ 違反点数:2点
→ 反則金:普通車で7,000円

ヘッドライトやブレーキランプの不点灯

夜間や悪天候時の片目ライト(片方が切れている状態)、ブレーキランプが切れていると、後続車に存在を知らせる手段を失い、事故につながる危険があります。

→ 違反点数:1点
→ 反則金:普通車で7,000円

ワイパーの不具合やウォッシャー液切れ

雨天時に視界が確保できない状況も整備不良扱いです。ワイパーのゴムが切れていたり、ウォッシャーが出なかったりすると、安全に走行できません。

→ 違反点数:1点
→ 反則金:普通車で6,000円

マフラーの破損や違法改造

マフラーから異常な音量や黒煙が出る状態や、音量・排気規制を超える改造は整備不良違反となります。最近は検問でマフラー音が計測されることもあります。

→ 違反点数:2点
→ 反則金:普通車で9,000円

ドアミラーやバックミラーの損傷

ミラーが折れている、ひび割れて見えづらい状態は後方確認が不十分になり、運転そのものに支障をきたします。

→ 違反点数:1点
→ 反則金:普通車で6,000円

整備不良違反の罰則とペナルティ

違反の内容に応じて、違反点数と反則金が科されます。点数が累積すれば免停になる可能性もありますし、悪質と判断されれば罰金刑や行政処分の対象にもなります。

違反内容点数反則金(普通車)
ブレーキの不備2点9,000円
タイヤの溝不足2点7,000円
ランプ類の不点灯1点7,000円
ワイパー不良1点6,000円
マフラー違反2点9,000円
ミラーの損傷1点6,000円

また、故意や整備義務を怠ったとみなされると、道路運送車両法に基づいて「整備命令」や「使用停止命令」が出されることもあります。

「うっかり」は通用しない?見落とされがちな整備不良

整備不良違反で特に多いのが、「悪意はなかった」「知らなかった」というケースです。しかし、警察や検査官は“車を安全な状態に保つ責任はドライバーにある”と判断します。

以下のような整備不良は、気づきにくく、なおかつ違反になりやすいため注意が必要です。

  • ヘッドライトの片側切れ(片目ライト)
  • ブレーキランプが片方だけ点かない
  • タイヤの溝が1本だけ極端に減っている
  • ワイパーがビビる、拭き残しがある
  • スタッドレスタイヤの使用限界を超えている
  • マフラーの錆による穴あき、振動音

車検に通っていても安心できない?車検と整備不良の違い

「車検に通っているから整備は大丈夫」と思っている方も多いかもしれません。ですが、それは半分正解で半分誤解です。

車検は“その時点”での保安基準への適合をチェックする検査です。車検の翌日にタイヤが摩耗して溝が減っても、それを自動で検知してくれるわけではありません。

つまり、車検を通していても、整備不良になっている可能性は充分にあるのです。大切なのは、車検後も定期的に点検・整備を行い、常に車を安全な状態に保つことです。

整備不良を未然に防ぐためにできること

月に一度は日常点検を行う

  • タイヤの空気圧・溝の深さ
  • ライト類の点灯状態
  • ワイパーの状態、ウォッシャー液の残量
  • ブレーキの効き具合、異音がないか
  • マフラーからの異常音や黒煙

メンテナンス記録を残す

オイル交換、ワイパー交換、タイヤ履き替えなどを記録しておくと、交換時期の見落としが防げます。スマホのメモや整備手帳アプリなどの活用も効果的です。

プロの点検を定期的に受ける

半年〜1年に1回は、整備工場やディーラーで点検を受けましょう。自分では見逃しやすい部分の異常を発見してもらえます。

まとめ:整備不良は「知らなかった」では済まされない違反

整備不良による違反は、「故意じゃなかった」「たまたま切れていた」などの言い訳が通用しません。すべてのドライバーは、車両を適切に整備・維持する責任を持っています。

交通事故の多くは、ヒューマンエラーだけでなく、車両側のトラブルが原因になることもあります。整備不良を違反として取られないようにするためには、日々の点検と意識がすべてです。

ドライバーひとりひとりの心がけが、事故を防ぎ、自分と家族、そして周囲の人の命を守ることにつながります。

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