板金・塗装

車をぶつけた!事故修理の費用・流れ・保険対応をわかりやすく解説

2025年11月29日

ほんの一瞬の不注意で、車をぶつけてしまうことは誰にでも起こり得ます。
バンパーの擦り傷から、フェンダーのへこみ、ライトの割れなど、
見た目が少し変わるだけでもショックなもの。

そして何より悩むのが「どこに頼めばいい?」「保険を使うべき?」「費用はいくら?」ということ。

この記事では、事故直後の対応から修理の流れ、費用相場、保険の使い方、修理後の注意点まで、
初めて事故修理を経験する人でも落ち着いて対応できるよう、実際の現場目線でわかりやすく解説します。

事故後の初動対応が一番大切

まず、車をぶつけてしまったときに最優先すべきは「安全の確保」です。

ケガ人の確認

自分や同乗者、相手がいる場合はすぐにケガの有無を確認します。

車を安全な場所に移動

交通の妨げになる場所に止めている場合は、できるだけ路肩などへ避難します。

警察へ通報

たとえ軽い擦り傷でも、事故証明を取っておかないと保険が使えないことがあります。
必ず警察に通報し、現場検証を受けてください。

保険会社へ連絡

その場で保険会社へ電話し、事故の状況を伝えます。
相手がいる場合は、相手側の保険会社との連携が必要になるため、
連絡を怠ると後の修理や示談に時間がかかることがあります。

小さな事故でも「写真を撮る」「現場の状況をメモする」など、証拠を残しておくことが後々のトラブル防止につながります。

事故修理の流れを把握しておこう

事故後の修理は、一般的に以下のような手順で進みます。

車の搬送・入庫

自走できない場合はレッカーを依頼し、保険会社指定の工場か、
自分が信頼できる整備工場へ運びます。

損傷の確認・見積もり作成

工場で車を分解し、表面だけでなく内部の損傷までチェック。
必要な部品や工賃を見積もりにまとめます。

保険会社との協議

保険を使う場合、見積もり内容を保険会社が確認します。
金額や修理範囲が承認されたら、修理が正式にスタートします。

修理・塗装・組み付け

損傷部位の交換や板金塗装、電装部品の調整などを実施します。

完成検査と納車

修理後は走行テストを行い、異音やずれがないかを確認。
最終的に洗車や清掃を行って納車されます。

軽い擦り傷なら数日、損傷が大きい場合は1〜3週間ほどかかることもあります。

修理にかかる費用の目安

事故修理の費用は、損傷箇所と修理方法によって大きく変わります。

  • バンパーの擦り傷修理:10,000〜30,000円
  • フェンダーやドアのへこみ板金塗装:30,000〜70,000円
  • ドア交換・再塗装:80,000〜150,000円
  • ライト・ミラー交換:20,000〜100,000円
  • エアバッグ展開やフレーム損傷を伴う大事故:200,000円以上

部品の交換を伴うかどうか、また純正パーツか社外品を使うかで金額が変動します。
また、塗装の範囲が広いほど費用が上がる傾向があります。

軽度の傷なら実費で修理した方が結果的に安く済む場合もありますが、
フレーム(骨格)まで歪んでいる場合は、保険を使ってしっかり修復した方が安全です。

保険を使うか、自費で直すかの判断

事故修理の際、多くの人が迷うのが「保険を使うかどうか」です。

保険を使えば高額な修理費用もカバーできますが、
翌年から等級が下がり、保険料が上がるというデメリットもあります。

たとえば修理費用が5万円程度なら、保険を使わず自費で修理したほうがトータルでは安く済むこともあります。
一方で、フレーム修正や複数パーツ交換が必要な場合は、保険を活用する価値があります。

ポイントは、「保険で直す=安心して元通りにできる」反面、
「自費で直す=等級を守りながら小回りが利く」というバランスです。

保険会社に見積もりを出してもらい、使う・使わないは金額を見てから判断するのが現実的です。

修理工場選びのコツ

事故修理をどこに依頼するかで、仕上がりも対応も大きく変わります。

ディーラーは純正部品を使い、メーカー基準の修理ができるため仕上がりは非常に綺麗ですが、費用はやや高めです。
新車や保証期間内の車ならディーラー修理が安心です。

一方、町の整備工場や鈑金専門店は、柔軟に対応してくれるところが多く、
社外品やリビルトパーツを使って費用を抑えることができます。

最近は保険会社提携の修理ネットワークも増えており、
代車手配や進捗連絡などもスムーズ。初めて修理する人には心強い選択肢です。

修理工場を選ぶ際は、見積書が明確で説明が丁寧なところを選ぶのが鉄則です。

修理中の代車・期間・進捗の把握

修理期間中は、代車をどうするかも重要なポイントです。

保険を使う場合、多くの契約では「代車特約」がついており、
修理が終わるまで無料で代車を借りられます。

自費修理の場合は、修理工場によっては無料・有料どちらかを選べることもあります。
また、修理期間が1週間以上かかる場合は、途中経過を写真で送ってくれる工場もあります。

「どのくらいで終わるのか」「部品の入荷はいつか」など、
小まめに連絡してくれる工場を選ぶと安心感が違います。

修理後にチェックすべきポイント

修理が完了して車を受け取るときは、見た目だけでなく細かい確認を行うことが大切です。

  • 色ムラや塗装の境目が不自然でないか
  • ドアやボンネットの開閉がスムーズか
  • ハンドルの直進性や異音がないか
  • ライト・ウインカーなどの電装系が正常に動くか

また、板金修理を行った部分は、再塗装直後はワックスがけを避けた方がよいです。
塗料が完全に硬化するまで1〜2週間かかるため、表面を傷めないよう注意しましょう。

さらに、修理後しばらくして「音が変わった」「違和感がある」と感じたら、
遠慮せず修理工場に再確認を依頼しましょう。再調整で直るケースもあります。

修理費用を抑えるための工夫

事故修理はどうしても高額になりやすいですが、工夫次第で出費を抑えることができます。

まず、中古・リビルト部品の活用。
新品と比べて半額以下になることもあり、品質も十分です。

また、軽度の擦り傷程度であれば、
「部分塗装(スポット修理)」を選ぶと、費用と工期の両方を短縮できます。

さらに、修理内容を一括見積もりサイトで比較する方法も効果的です。
同じ修理でも地域や工場によって3〜5万円の差が出ることも珍しくありません。

まとめ

事故修理は、焦らず段階を踏めば必ずスムーズに解決できます。
最初に安全を確保し、写真や証拠を残し、警察と保険会社に報告。
その後、信頼できる修理工場を選び、見積もり内容をよく確認することが大切です。

小さな擦り傷でも、内部にダメージがある場合があります。
「見た目は軽いから」と自己判断せず、プロの目で一度チェックしてもらいましょう。

そして修理が終わったら、再発防止のために運転習慣を見直すこと。
急いでいるときこそ、慎重さが一番の事故防止策です。事故は誰にでも起こり得ます。
だからこそ、知識と準備を持っておけば、いざという時も落ち着いて対応できます。

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