車検・整備

【完全保存版】車内のタバコ臭を徹底除去!料金相場と失敗しないクリーニング術

2025年12月3日

「車のタバコ臭がどうしても取れない」「中古車を買ったらタバコの臭いが残っていた」──そんな経験はありませんか?
エアコンをつけた瞬間に感じるあの独特のにおいは、煙だけでなく、目に見えないヤニが素材の奥まで入り込んでいるのが原因です。

一度染みついた臭いは、市販の消臭スプレーでは一時的にしか抑えられません。
この記事では、タバコ臭の正体から、自分でできる対策、そしてプロに頼んだ場合の料金や選び方までを詳しく解説します。

タバコ臭の正体とは?

タバコの煙は、空気中に約4,000種類もの化学物質を含んでいます。その中でもヤニ(タール)やアンモニア、アセトアルデヒドといった臭気成分が、時間とともに車内の布・樹脂・金属などあらゆる部分に付着していきます。

煙は空気の流れとともに天井やシートに沈着し、やがて繊維の奥まで入り込みます。特にエアコン内部は煙を吸い込みやすく、臭いが内部で循環することで、いつまでも残り続けてしまいます。

また、タバコ臭には「焦げたような臭い」と「甘くこもった臭い」が混ざり合っているため、消臭剤だけでは中和しきれないのが厄介です。
このため、車内の臭いを取るには“空気”ではなく“素材そのもの”にアプローチする必要があります。

自分でできるタバコ臭対策

完全除去は難しくても、ある程度までなら自分で軽減できます。以下の手順で取り組みましょう。

下準備

まず、灰皿・ゴミ・マット類をすべて取り外します。
次に、晴れた日にドアや窓を全開にして十分に換気。掃除機で座席やフロア、ポケットなどの灰やホコリを丁寧に吸い取りましょう。
この段階でホコリを残すと、後の洗浄で汚れが再付着する原因になります。

素材別の洗浄方法

布製シートは中性洗剤を薄めて軽く吹きかけ、タオルで叩くように拭き取ります。ヤニ汚れがひどい場合は、ぬるま湯に重曹を溶かして使用すると効果的です。
ガラスやダッシュボードなどの樹脂部分は、専用クリーナーで拭き上げてベタつきを取ります。
エアコンの臭いが気になる場合は、フィルターを交換し、エアコン用の洗浄スプレーを使って内部の汚れを除去します。

仕上げと消臭

仕上げには、自然由来の消臭アイテムを使うのもおすすめです。
竹炭や重曹、コーヒーかすを小袋に入れて車内に置くと、臭いをゆるやかに吸着してくれます。
ただし、これらは「根本的に落とす」というより「新たな臭いを防ぐ」ための補助的な役割と考えましょう。

プロが行う本格的なタバコ臭除去の流れ

プロのクリーニングは、自宅では不可能なレベルの洗浄と脱臭を行います。

まず車内全体の状態を確認し、臭いの発生源を特定します。シートの裏側、エアコンの内部、天井の布地など、一般的な掃除では届かない部分を中心に洗浄します。
高温の洗浄液を噴射しながら同時に吸引する“リンサー”という機器で、繊維の奥に染み込んだヤニを物理的に吸い出します。

さらに、オゾン発生装置を使って残留臭分子を酸化分解します。これにより、目に見えないレベルの臭い成分まで完全に消臭。
作業後は車内をしっかり乾燥させ、最後に抗菌・防カビ処理を行って完了です。

一度の施工で車内の空気が驚くほど変わるのが、プロの技術のすごさです。

プロに依頼する際の料金相場

プロの料金は、車種や施工範囲、臭いの強さによって異なります。一般的な目安は次の通りです。

  • 軽自動車・コンパクトカー:10,000〜18,000円前後
     → シートと天井の簡易洗浄+オゾン消臭
  • 普通車:20,000〜30,000円前後
     → 車内全体の洗浄+エアコン脱臭+抗菌処理
  • ミニバン・SUV:30,000〜45,000円前後
     → シート脱着や内部リンサー洗浄まで対応
  • 高級車・喫煙歴が長い場合:50,000〜70,000円以上
     → 完全分解+オゾン強化処理+長時間乾燥仕上げ

あくまで目安ですが、「料金が安すぎる業者」は表面クリーニングだけで済ませることが多いため注意が必要です。
見積もりの際には「どの範囲まで洗浄するか」「エアコン内部まで含まれるか」を必ず確認しましょう。

業者選びで失敗しないために

タバコ臭のクリーニングは、見た目以上に技術力の差が出やすい作業です。
まず確認したいのは、施工メニューに「脱臭」だけでなく「内部洗浄」や「エアコン分解清掃」が含まれているかどうか。臭いの根本は内部にこびりついたヤニなので、ここを洗わない限り再発します。

また、口コミや実績を確認し、「タバコ臭が完全に消えた」といった具体的な声がある業者を選びましょう。施工後の再発に対応してくれる保証制度があると安心です。
作業時間や乾燥時間の目安、使用する洗剤の種類なども事前に確認しておくことで、仕上がりに満足できる確率が高まります。

再発を防ぐ日常ケア

せっかく臭いを取っても、再びタバコを吸えばすぐに元に戻ってしまいます。
車内で喫煙しないのが最善ですが、どうしても吸う場合は次の点を意識しましょう。

  • エアコンは「外気導入」に設定する
  • 吸い終わったらすぐ灰皿を密閉する
  • 喫煙直後に窓を全開にして2〜3分換気
  • 月に1回はフィルターをチェックし、3ヶ月に一度は交換
  • 消臭剤は無香タイプを選び、臭いでごまかさない

これを習慣化するだけで、臭いの再発をかなり抑えられます。

自分でやる vs プロに頼む

どちらを選ぶかは「臭いのレベル」と「どこまで快適にしたいか」で判断するのが一番です。
ここでは、それぞれのメリット・デメリットをもう少し掘り下げて整理します。

まず、自分でケアする方法は、コストを抑えながら気軽に始められるのが魅力です。重曹や中性洗剤、消臭スプレーなどを使えば、数百円〜数千円である程度の効果を感じることができます。
軽いヤニ汚れや、最近吸い始めたばかりの車なら十分に改善できるケースもあります。作業時間も1〜2時間ほどで済むため、休日の簡単なメンテナンスとして取り入れやすいでしょう。

ただし、欠点は「持続性がない」こと。タバコの臭いは素材の奥に浸透しているため、表面をきれいにしても数日〜数週間で再び臭いが戻ってくることがあります。さらに、洗剤の濃度を間違えると、逆にシートの色落ちやムラを引き起こすリスクもあります。

一方で、プロに依頼する方法は費用がかかりますが、結果の違いは明確です。専用機材(リンサーやオゾン発生装置)を使い、シートの内部やエアコンの奥まで徹底的に洗浄するため、臭いの根本原因を分解して除去します。
仕上がりは“まるで新車のよう”と表現されることも多く、1回の施工で半年〜数年持つこともあります。

また、プロ施工のもう一つのメリットは「再発防止策が取れる」点です。
抗菌コートや防臭加工を追加することで、今後タバコ臭がつきにくい環境を作ることができます。中古車の下取り前や、家族が乗る車をきれいに保ちたいときなど、長期的に快適さを求めるなら間違いなくプロの方がコスパは高いです。

最終的には、「今の臭いがどれくらい気になるか」が判断基準です。
軽度なら自分で、長年の喫煙による頑固な臭いならプロに任せる。
そして一度リセットした後は、日常的な消臭と換気で清潔な状態を維持していく。

このサイクルを続けることで、常に気持ちの良い車内を保てます。

まとめ

車内のタバコ臭は、表面の汚れを拭くだけでは解決できません。
臭いの原因は、ヤニが繊維の奥やエアコン内部にこびりついていることにあります。

軽い臭いなら自分での掃除でも改善できますが、長年の喫煙車や中古車の臭いを根本から取るには、プロのクリーニングが最も確実な方法です。
料金はかかりますが、仕上がりの快適さは別格。快適な車内空間は、毎日の運転時間をより心地よくしてくれます。新車のような“無臭の空気”を取り戻して、もう一度ドライブを楽しみましょう。

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